このビデオを手掛けたイギリス・ブライトン在住のアニメーターCYRIAKは、サイケデリック且つシュールな自作アニメーションが話題を呼び、Coca ColaのCMやフライング・ロータス、ボノボのMVを手掛けたことでも知られる人物。自身のYouTubeチャンネルの総再生数は3億を超えており、日本国内で映像ディレクターに彼を起用するのは今回が初のこととなる。
また、CYRIAKがこのビデオを制作するにあたり、事前に描いた、唯一のストーリーボードの画像も公開。簡素なアイデアから今作が制作されたことが分かるものとなっている。
【CYRIAK コメント】
A super-intelligent robot horse is floating through space, dreaming about the life it lived many years ago. It tries to re-live this past happiness, but as is often the way with nostalgia, what it ends up creating is something altogether new and overpowering. That is the strange story behind this video. The ideas of technology and happy memories were inspired by how the music sounded to me. It also reminded me of a horse for some reason, perhaps in the way that horses have traditionally been a living part of human technology, and imagining a future where this role was taken to its extreme conclusion. Horses make me laugh as well, so it might just be that.
日本語訳
スーパーインテリジェントロボット馬は、過去の生活を夢見ながら、宇宙を浮かびさまよっている。彼は過去の幸福な時代を再び生きようと試みるが、郷愁に駆られ、しまいには新しく圧倒的なパワーを持った得体の知れないものを作り出した。以上がこのビデオの裏にある奇妙なストーリーだ。
この曲は、テクノロジーと幸福な記憶というイメージを僕に与えた。そして、なぜか馬を想起させた。もしかすると、馬は古来から人類のテクノロジーとしての役目を果たしてきたことに関係あるかもしれないし、エクストリームな結論に達する役割を担うことを想像させたのかもしれない。
まあ、馬は僕を笑わせてくれるし、もしかしたら理由はそれだけかもしれないけどね。