メジャーデビュー直後の初ライブがZepp Tokyoで、しかもフリーライブで女子限定。いまだかつてそんなガールズバンドはいただろうか？ 女装をすれば、男子の入場もOKなので、髪をピンで止めて、メイクをして、スカートを履いたツワモノの男子もけっこういたけれど、会場の8割は女子。ごっきん（B）がバックドロップのデザインを「かわいいでしょ？」と問いかけると、返ってくる「かわいい～！」の声が本当に女子一色で、ごっきんは「声が黄色くて、気分ええわ～」と、ご満悦でした。

ライブ本編は約90分ほどで、アンコール込みの18曲。今週リリースされたばかりのメジャーデビューアルバム『girls like girls』の楽曲を取り入れながら、初yonigeのお客さんも楽しめる内容になっていた。

それにしても、メジャーデビュー早々にフリーライブとはいえ、「女子限定」でしっかりとZepp Tokyoを埋めてしまうあたり、さすが女の子の味方になれるガールズバンド。それを女子の代弁者っぽい押しつけがましいスタンスではなく、自然体でやれてしまうことが、yonigeのかっこよさだと思った。後ほど詳細レポートを書きます。（秦理絵）