エンターテイナーとしての経験を重ねてきたからこそ、コメディ要素のある今作によりやり甲斐を感じているというディーン。インタビューでは、久しぶりの出演となったコメディ作品との向き合い方、そして現在の彼がアーティストとしてやりたいことと、ドラマ主題歌としてのメジャー感を同時に突き詰めたドラマ主題歌、“Let it snow!”へ込めた想いを語っている。
(“Let it snow!”は)どうやったらポストEDMのさらにネクスト・レベルを形にできるのかをずっと考えていました。というのも、デジタルなものにちょっと飽きてきちゃったんです(笑)。(中略)この曲に関しては、ポップスの新しい定義みたいなものが作れればいいなという気持ちで取り組んでたどり着きました
また、ディーンはドラマの準備に入るのと並行してライブツアー、海外での撮影、そして楽曲制作と多忙な日々を過ごしていたという。そんな様々なフィールドでの仕事やロケーションの切り替えを、最近では「ラクじゃないな」と感じることもあると言うが、だからこそ以前よりも準備や環境をしっかり整えてから向き合うようになっていると語る。
体ひとつしかないっていうのはこういうことか、というのを実感しています(笑)。それまではライブに向けて優先順位をつけてサイクルを作っていたのが、いきなり国も言語も、環境や一緒に仕事をする人も変わるようになって。限りある人生の中でできることはどれだけあるのかな、というのを考えながら、その中で全力で楽しめるようにしています
これまでも多彩な才能で驚きと感動を与えてくれた彼が、自分のキャパシティの限界と向き合いながらも、まだ見ぬエンターテインメントの可能性を広げてくれることに期待が高まる、必読のインタビューとなっている。