ビョーク、97年の『ホモジェニック』制作当時のRZAとの共作を明かす。「まさに魔法だった」

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11月24日にニュー・アルバム『ユートピア』をリリースしたビョーク「FACT Magazine」のインタビューに答え、過去にウータン・クランと共に楽曲制作を行っていたことを明かした。

1997年リリースの4thアルバム『ホモジェニック』をスペインで制作していた際、「火山のように激しい」ビートを提供してもらうため、当時同じくスペインに来るはずだったウータン・クランのRZAに依頼をしていたのだとか。

しかしタイミングが合わず、RZAとの制作が叶わぬまま『ホモジェニック』をリリース。RZAとはその後スペインではなくニューヨークで再会し、何曲かコラボレーションを果たしたのだと以下のように回想している。

(スペインの)代わりにニューヨークに行ったの。そこで私たちは何曲か一緒に作ったわ。なんていうか……何かをやってみたら、結果的に魔法が生まれることってあるじゃない? あの時私たちが作ったものはまさに魔法だった。

でも、『ホモジェニック』のために制作したわけじゃなかったし、当時ウータン(・クラン)が制作していた作品のためでもなかった。だから、アイディアのままに留めておいた方が良かったのよ。分かるでしょ?


björk - hunter

ウータン・クランのメンバーとはその後、別の場所でも時間を共にしたことがあったようだ。

(メンバーとは)何度か会ったんだけど、素敵だったのは、私がタワーレコードでインストア・イベントを開催した時のこと。それまでそういうイベントはしたことがなくて。

(タワーレコードに)顔を出したら、ウータン・クランのメンバーが7人来てくれてたの。なんていうか、私のボディーガードみたいな感じでね! 1時間本にサインをする間、近くに立ってくれてた。これまででも記憶に残ってる素敵な時間だったわ。私は(イベントの間)ずっと1人だったから、彼らが来てくれてとても心強かったの。

魔法みたいな時間だったわね。私にとっては、彼らはパンクそのもの。私たちはまさに似た者同士で、物事を儀式的にやるタイプだから。


なお、1997年の『ホモジェニック』は今年でリリース20周年を迎えている。同作はグラミー賞の最優秀オルタナティヴ・ミュージック・パフォーマンスにノミネートされ、日本でもヒットを記録した。

björk - jóga
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