現地時間12月9日に行われたライブ中、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オムがカメラマンのチェルシー・ローレンを足で蹴ったとしてカメラマン本人により動画や写真が公開され、ジョシュ・オムが謝罪文と謝罪コメントの動画を公開したことは先日報じた通りだ。

チェルシー・ローレンが公開した動画にはジョシュ・オムがチェルシーの方向に向かって足を蹴り出す様子が映っており、このアクシデントによりチェルシーは「首を痛め、目の上は内出血し、吐き気を催すような気持ちになっている」と明かしていた。

これに対しジョシュ・オムは「意図的ではなかったけれど、本当に申し訳ないと思っています」との謝罪文をバンドの公式SNSを通じて発表。その後9時間ほど経ってから、ジョシュ・オム本人が謝罪のコメントを述べる動画をバンドのSNSで公開。

動画の中でジョシュ・オムは「俺は人生の中でもたくさんの過ちを犯してきたが、今回のことはまさにその中のひとつになる。（中略）常々良い人間になりたいと思っているが、昨夜は間違いなく失敗を犯してしまった」と涙を浮かべつつ神妙な面持ちで謝罪の言葉を述べていた。

こうした報道を受け、BBCの子ども向け番組「Bedtime Stories」はジョシュ・オムの出演回の放送の無期限停止を発表した。「The Telegraph」によると放送の停止は「問題が解消されるまで」続くという。

BBCの子ども向けチャンネル「Cbeebies」の番組「Bedtime Stories」は著名人が出演し子どもたちへの読み聞かせを行うというもので、ジョシュ・オムは3話に出演。その内の1話はすでに放送されていたため、残りの2話が放送停止、そしてすでに放送された1話は再放送停止の処置を受けることとなった。

さらに現地時間12月14日には米TV番組「エレンの部屋」へ出演することも発表されていたが、この出演もキャンセルとなっている。

なお、謝罪のコメント動画を公開した後から本記事執筆時点まで、ジョシュ・オムからのさらなる公式の声明などは発表されていない。

※12/15追記：本記事掲載後、情報を加筆しました