リアム・ギャラガーが「The Telegraph」のインタビューを受け、自身の幼少期について語っている。
複雑な家庭環境で育ったというギャラガー兄弟だが、母親のペギーがリアムら息子たちの父親である夫のもとを去ったのはリアムが7歳頃の時のことだという。当時について、リアムは以下のように回想する。
おふくろが父親から離れたのは俺が7歳ぐらいの時だったね。ほとんど家にいなかったけど、(いる時は)おふくろに暴力をふるって、ノエルとポールにも暴力をふるってた。だが俺には触れもしなかったよ。
で、ある夜父親が出かけてる時に、おふくろは自分の男兄弟を呼んで、俺たちの持ち物を全部トラックに積み込んで、父親のためにマットレスだけ残して新しい家に逃げたんだ。
父親のもとを離れたことは「俺たち全員にとって良かった」と話すリアムは以降「エネルギーに溢れてて、暗い気持ちにもならなかった」と言いつつ以下のようにも語る。
(昔の)友だちのことは恋しいよ。少し離れたところに引っ越しただけだったんだけど、昔の家がある地域には近づけなかった。父親がいつもそこにいるからね。
まあもし俺が学校サボって(友だちに会いに行って)たら、奴に出くわすことになってただろうよ。(昔の家の近くに)立って友だちとタバコ吸ってたりしたら、奴が俺を見つけて「クソ野郎が、お前らはどこに行っちまったんだ?」とか言ってきたんだろうけど。
引越し先は伝えてなかったからね。いつも会わないように気をつけてた。
なお、母ペギーはリアムたちの通う学校で給食調理員として働いていたのだといい、その時に思い出についても以下のように回想している。
おふくろは俺らの学校の給食のおばちゃんだったんだよね。
俺は学校について出席表にサインしたら速攻で校内のフェンスを飛び越えて、学校サボって友だちの家行って、ちょうど良い時間に学校に戻ってまた出席表にサインして、おふくろと一緒にランチを食べる、この繰り返しだった。
「数学の授業はどうだった?」とか聞かれると、「大丈夫だったよ、ちょっと苦労したけどね」とか適当に答えてさ。でも教師がそのうち俺がサボってることを見つけておふくろに言うわけ。おふくろには頭の後ろを小突かれてたよ。