星野源、タイトルがズバリ“ドラえもん”となった『ドラえもん』映画主題歌について『ANN』で語り尽くす

星野源、タイトルがズバリ“ドラえもん”となった『ドラえもん』映画主題歌について『ANN』で語り尽くす
星野源が2月28日(水)に発売する、11thシングルのタイトルは、ずばり『ドラえもん』。『映画ドラえもん のび太の宝島』の主題歌として書き下ろされた表題曲は、随所に星野の「ドラえもん愛」が散りばめられている。1月16日深夜1時から放送された『星野源のオールナイトニッポン』では、“ドラえもん”を初フルオンエアし、星野自身が楽曲に込めた思いについて語った。


“ドラえもん”というタイトルに決めたのは、主題歌のオファーをもらった去年の夏ごろで、曲が出来る前に付けたという。自身の楽曲“恋”もタイトルから付けたと言い、「思いついたときゾクゾクした」、「“ドラえもん”ってタイトル、絶対ヤバイ」という、星野の表現者としての自信とポリシーが、多くの大人を動かしてまで、国民的アニメのタイトルをそのままシングルのタイトルにしてしまうという攻めたものにしたのだろう。

歌い出しの歌詞《少しだけ不思議な》について、『ドラえもん』の作者である藤子・F・不二雄が自身の作品を「少し不思議」(略称は「SF」)と定義していることが素敵だと感じたからだと語り、そのあとに続く《普段のお話》については、どれだけファンタジーな世界を描いていても、主軸は「僕たちが生きている現代の生活」に置いていることが、誰も仲間外れにせず、必ず感情移入できるところから《普段のお話》という言葉を使ったと語った。自身が解説したほかにも、『ドラえもん』のキャラクターやストーリーを想像させるフレーズが織り交ぜられており、星野の『ドラえもん』愛、藤子・F・不二雄愛が伝わる歌詞になっている。


それはメロディにも表れており、藤子不二雄が作詞した『ドラえもん』のテーマソングとして、誰もが聴いたことのある“ぼくドラえもん”のメロディがアレンジされて、間奏に使用されている。過去、ラジオを聴いたリスナーが楽しんでもらえたら、という理由から、ラジオ番組の企画でバナナマン日村勇紀に贈った誕生日ソングの一節を、自身の楽曲“SUN”の間奏に入れ込んだりしていた星野らしい、遊び心のある素敵な『ドラえもん』への敬意の表し方であるように感じた。

音楽的にやりたかったこととしては「『笑点』とニューオリンズのハイブリッド」で、普段のバンドメンバーと爆笑しながら楽しんでレコーディングしたそう。言われて聴くと、確かに弾むような陽気なイントロに『笑点』の匂いがする。2010年にソロデビューして以降、11枚目のシングルとなった現在進行形の星野の音楽を、ここまできちんと『ドラえもん』の世界観とマッチさせながら、J-POPとして成立させて楽しませてくれる力には、改めて今後も彼の生み出す音楽を聴き続けたい、という気持ちにさせられる。

星野が去年行ったアリーナツアーのタイトルは「Continues」だった。コンセプトは「音楽は受け継がれ、繋がっていく」。今作の“ドラえもん”でも2番で「今で繋ごう」、そして次の歌詞では一人称が「僕」になり、「僕ら繋ごう」と歌っている。タイアップの良い点として、「自分がひとりでは絶対に発想できないヒントを、その作品から頂ける」と言い、今までも作品に寄り添いながら、今、星野自身がやりたい音楽を絡み合わせた楽曲を提供してきた。今作は、かねてより、『ドラえもん』、そして藤子・F・不二雄好きを公言してきた星野だからこそできる、リスペクトと愛に溢れた新旧の『ドラえもん』楽曲を繋ぐ見事な映画主題歌だと思う。(菊智太亮)
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