今年は農耕地である会場やスタッフを休ませるため開催休止が決定している「グラストンべリー・フェスティバル」だが、復活開催が決定している2019年より会場へのペットボトル、プラスチック製ボトルの持ち込みが全面的に禁止されることが明らかになった。
これは同フェスの主催者であるエミリー・イーヴィスが、英ラジオ局「BBC Radio 6 Music」のインタビューの中で明らかにしたもので、彼女は「多くのプランが進行中だ」とした上で次のようにペットボトル持ち込み禁止について語った。
私たちはペットボトルの持ち込み禁止に向けて動いています。これは本当に大きなプロジェクトだし、グラストンベリーの会場からペットボトルを一掃するために、一緒に働くすべての人たちと取り組んでいくのに膨大な時間がかかります。
グラストンベリー・フェスは放置される大量のゴミ問題にこれまで恒常的に悩まされてきており、毎年約20万人の観客が100万本を超えるペットボトルを持ち込んでいる。昨年では1300人のボランティアが会場に放置された廃棄物の回収にあたり、ペットボトル類の約半分をリサイクルに回す作業に従事したという。
なお、今年は開催休止が決定している同フェスだが、その代替イベントとしてBBC主催による「The Biggest Weekend」が5月25日から28日に開催されることが決定している。