後藤正文による約46分の読書用アンビエント・ミュージック、本日より配信スタート

後藤正文による約46分の読書用アンビエント・ミュージック、本日より配信スタート
後藤正文ASIAN KUNG-FU GENERATION)による読書用アンビエント・ミュージック『無謬 / Infallibility』のストリーミング配信が本日よりスタートした。

同曲は後藤正文の初めての短編小説集『YOROZU 〜妄想の民俗史〜』の付録CDに収録されていた楽曲。本人が書き下ろし、全ての楽器を演奏した約46分に及ぶ作品で、Apple Music及びSpotifyにてストリーミング配信がスタート、YouTubeでも公開されている。

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後藤正文による約46分の読書用アンビエント・ミュージック、本日より配信スタート - 『YOROZU 〜妄想の民俗史〜』『YOROZU 〜妄想の民俗史〜』

後藤正文による初めての短編小説集となった『YOROZU 〜妄想の民俗史〜』は、2014年に『ROCKIN'ON JAPAN』で開始した連載を2017年7月に単行本として発売したもの。毎回ある事物をテーマとし、その事物と日本の歴史との関わりを、史実とフィクションを織り交ぜて綴った妄想歴史小説が収められている。巻末には日本中世史・社会史を専攻する・清水克行氏(明治大学商学部教授)とのスペシャル対談も収録。rockin'on storeでも発売中


【付録CDに関して:『YOROZU 〜妄想の民俗史〜』あとがきより抜粋】

最後にもうひとつ。
「読書用BGMを付録としてつけてはどうか」と編集者をそそのかして、BGMには成り得ない「丸ごと、俺」みたいなアンビエントミュージックを巻末に添付させてもらった。
採譜もできなければ再現性もない、ミックスを含めて5回ほどの即興を経て完成した楽曲は、生きることそのものについての比喩だと思う。あらゆる音楽的な間違いが、それもひっくるめて一回性の間違いのなさに回収されている。
死んだ後に何を言っても、人生なんて仕方がないのかもしれない。けれども、そこによく分からない美しさがある。反対に醜さもある。
本来、人間のあれこれを譜面のようなかたちで書き残すことは不可能だ。再現できない。歴史だって同じだろう。
聴いた人たちの脳が溶けることを祈りながら。

後藤正文


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