ということを純粋に音楽を感じて楽しむことのできるリスナーはよくわかっているけれど、自称音楽通のような人に限ってわかっていなかったりする気がする。
ビジネスが軸になった音楽の時代も、ファッション性が軸になった音楽の時代も終わって、日常生活が軸になった音楽の時代を迎えていることに気づいているかいないか、なのだと思う。
Nulbarichの音楽は、本物の快適を生み出すことのできるものとして今、究極。
日常生活に太い軸で根ざしているからこそ、もちろんその先には新しい形で実質を持ったビジネスもファション性もある。
このセカンドアルバム『H.O.T』が出ることで、その潮目の変化がはっきりする、それぐらい重要な作品だ。(古河晋)