２月18日にニュー･アルバム『アロイ』をリリースするthe ARROWS。フルアルバムとしては『GUIDANCE FOR LOVERS』から約１年２ヶ月ぶりとなる今作では、オオヤユウスケをプロデューサーに迎え、時間をかけて丁寧に制作されたアルバムに仕上がっている。

今回、このアルバムに収録されている“からだのV”で一風変わったミュージック･ビデオが完成した。その内容とは、岡山大学モダンダンス部による創作ダンスで、08年夏に行われた第21回全日本高校・大学ダンスフェスティバル（神戸）での演技のテレビ映像がそのままの使われているという作品。

メンバーの坂井竜二がこのテレビ放送を偶然目にし、一緒にPVを制作したいという強い思いを抱いたという。「井の蛙」と題されたこのダンスは、６つに仕切られた格子の中で繰り広げられる６人の女性ダンサーによる独創的なダンス。「小さな自分のままで終わりたくない。広い世界を見上げながら、井の底でもがきはじめる」というコンセプトがあり、一方、“からだのV”が「日常の中でもがくOL」というテーマが根底にあったため、坂井の中でイメージが合致。PVに取り入れることを決めたという。

このPVの中で披露されているダンスは、“からだのV”のために振付けられたように見えるが、実は「井の蛙」の映像をほぼそのまま使用したもの。まさに、岡山大学モダンダンス部の創作ダンス「井の蛙」とthe ARROWSの“からだのV”とのコラボレーション作品となった。

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