マイク・シノダ、チェスターの死を受け制作した新作を語る。「辛い日は少なくなってきてる」

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6月15日にソロ・アルバム『ポスト・トラウマティック』をリリースするリンキン・パークマイク・シノダが「ET Canada」のインタビューに答え、チェスター・ベニントンの死を受けて制作した同アルバムについて語っている。

マイクはまず、同作の曲作りがどのように始まったかについて次のように明かしている。

ものすごく暗いところから始まったんだ。最初はぼくも引き籠りっぱなしだったから。ものすごく閉所恐怖症的な感じの内容になってる。そりゃあぼくにとって最も親しい友人のひとりでコラボレーターでもった人物を失ってしまったんだからね。

ぼくたちのやり方だと自分がどういう人間で、どういう行動をするのかっていうところをある程度までは作品に反映させるから、今回はものすごく自分を見失った感じになってたんだ。

ここ1年の体験は本当にクレイジーなものだったから、それを音楽に反映させたかったんだよね。

ただ単に「こんなことがありました」って片付けるためにじゃなくて、ファンやぼくたちのこれまでの活動を追っ駆けてくれた人たちに、ぼくの語ることの最も新しいところやぼくが今どんなところにいるのかをわかってもらうという意味でね。



さらに同作の制作にあたり、「音楽のおかげで楽になれた」と次のように語っている。

生きることは難しいけど、音楽は楽に作れたよ。音楽のおかげで楽になれたんだ。それで「精神衛生とか、そういうテーマにも取り組んでみるのはどうか」っていう話にもなってきたんだ。

「たとえば、自殺をどう防ぐかってことも取り上げていこうか」っていうね。「たとえば、鬱とか、依存症とか、そういう問題に取り組んでいる団体とかとも関わっていくべきか」とか、そういうね。そこで、まず最初にぼくが思ったのは、そうした問題の一部はぼくにはすごく縁遠かったっていうことなんだ。

きっとみんなは、ぼくがそういう問題に通じてるのはぼくの親友がそういう問題と向き合ってたからだと思いがちだろうけど。でも、ぼく個人はそういうことで苦しんだことはないし、みんなにとってぼくが提供できる最も力強いことは、ぼくが学んだことをそのままみんなと共有するということだと思うんだ。



そして、チェスターの死という不幸をどう乗り越えたのかということについては次のように説明している。

時にはとにかく悲しみにまみれなきゃならないこともあって、そういう時は悲しみが収まるまで待つしかないこともあるんだよ。本当にひどい日々が続いたけど、今では辛い日々は少なくなってきてる。

この後、ぼくはおそらく「新しい平穏」を見出すことになるんだろうね。新しい小康状態みたいな感じで。そんな旅の途上にぼくは今いるんだよ。このアルバムではそれが紐解かれていくのがわかるんだ。

これをみんなに提供して、ツアーを始めて、ファンとも話をして、いろんな人たちとの会話を重ねたら、そこからまた進歩していくと思うんだよね。



なお、『ポスト・トラウマティック』のプレオーダーは主要配信サービスにてすでに開始されている。iTunesでは、プレオーダーにより先行で配信されている楽曲もダウンロード可能だ。


マイク・シノダは8月18日(土)・19日(日)に開催される「SUMMER SONIC 2018」にソロとして出演することが決定している。
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