【速報】椎名林檎という名の総合芸術を「ひょっとしてレコ発2018」NHKホール公演で観た

【速報】椎名林檎という名の総合芸術を「ひょっとしてレコ発2018」NHKホール公演で観た
歌や演奏はもちろん、衣装/演出/曲間に至るまで一分の隙もなく磨き抜かれた、そしてそのすべてが織り重なり合って至上のエンターテインメントへと昇華されていく、どこまでもマジカルなライブ空間。
約2年半前にも同じくここNHKホールで観た「椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015」ツアーでも、サポートメンバーも一丸となって構築されるハイパークオリティな総合芸術空間に度肝を抜かれっ放しだった。が、今回の「椎名林檎 ひょっとしてレコ発2018」NHKホール2日目では、キャパ約3000人の会場で観てしまうのがもったいないくらいの壮麗なダイナミズムと、静も動も瑞々しく鳴らしきるホール会場ならではの豊かな音場が、日々研ぎ澄まされアップデートされ続ける椎名林檎の表現者精神によって完璧に統率されていて、どの曲のどの瞬間にも驚きと感激を禁じ得なかった。

ライブ前に会場に来た時と終演後とでは視界の透度も感情の色彩感も格段に増幅して感じられるような凛とした生命力が、この日のステージからは終始満ちあふれていたし、本編最後の楽曲で響かせた凄絶なまでの絶唱には、思わず感情のリミッター決壊を抑えきれなかった。
その、「ライブの前後で見える景色が違う」という魔法を後押しするような仕掛けもあったのだが、それも含めてこの日の模様は後日公開のライブレポートに記します。しばしお待ちを。(高橋智樹)
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