横浜アリーナで行われたワンマンライブ「BiSH "TO THE END"」を観ました。BiSHにとって過去最大規模の会場での公演であり、チケットは即日完売。約1万2千人の清掃員（ファンの愛称）で隅々まで埋め尽くされた会場は、とても素晴らしい空間を作り上げていました。そして、何と言ってもステージに立って全力のパフォーマンスを繰り広げたアイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・Dが凛々しかったです。

本編ラストに披露された“beautifulさ”のサビの振り付け・通称「とげとげダンス（両手の人差し指を棘のように突き上げる）」は、スタンド席の一番奥にいる清掃員も、夢中になって踊っていました。その光景を眺めながら6人が浮かべた笑顔は、遠くから見てもわかるくらいに明るく輝いていました。メンバーにとっても忘れられない思い出になったのではないでしょうか。

「大好きな人が増えていくこの人生がすごく楽しいです。明日からもぶちかましてくので、よろしく！」とチッチが宣言するなど、メンバー各々が、力強く前進し続ける意思をMCで語っていました。「無口担当」のリンリンも、熱い想いを言葉にしてくれたのですが……「横アリは、私が好きな人が記念日とか卒業とか解散とか、大事な時に使ってた場所。そこをBiSHとして素通り」と言った瞬間、清掃員たちは大爆笑。「素通り」ではなく「通過点として立つことができて光栄なことだなと思います」と本当は言いたかったらしいです。そんな心温まる場面もあったライブの模様は、近日中にレポートとしてrockinon.comに掲載しますので、ぜひ読んでください。

10月から11月にかけて回るツアー「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR」のスケジュールが発表されました。6月27日にはニューシングル『Life is beautiful / HiDE the BLUE』もリリースされますし、様々なイベントへの出演もいろいろ発表されています。ここから、さらにかっこよくなっていくはずのBiSHから目が離せそうもありません。（田中大）