イギー・ポップがナレーターを務めるドキュメンタリー映画『バンクシーを盗んだ男』の場面写真が解禁された。
同作は紛争地区に指定されているパレスチナ・ヨルダン西岸地区にあるベツレヘムを舞台に、バンクシーという人物、そして数千万円~1億円という金額で取引される彼のアートが、紛争地区をはじめ世界の人々にもたらす影響に追ったドキュメンタリー作品となっている。
今回解禁されたのは、巨大なカッターで今まさに絵を盗もうとする瞬間を捉えた本作を象徴する場面のほか、本作の鍵を握る「ロバと兵士」の絵、切り出され展示されるネズミの壁画やバンクシーの代表作である「フラワーボンバー」などの場面写真だ。
また、その存在自体がバンクシーの作品になっており、ベツレヘム市を囲む分離壁からわずか4メートルしか離れていない場所で営業する「世界一眺めの悪いホテル(「THE WALLED OFF HOTEL」)」の貴重な写真も解禁された。
「ロバと兵士」の絵を通し、バンクシー、そして彼の描いた絵がもたらす影響力に迫る本作は、8月4日から新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開となる。
映画情報は以下。
●映画情報
『バンクシーを盗んだ男』
8月4日(土) 新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
© MARCO PROSERPIO 2017
配給:シンカ
公式サイト:banksy-movie.jp
関連記事は以下。