ザ・ビュー メンバーが明かす誕生秘話! 新作『フィッチ・ビッチ?』全曲解説 part.2

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    『フィッチ・ビッチ?』

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    ザ・ビュー

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全英1位に輝いたデビュー・アルバム『ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ』(07年)に続く待望の新作『フィッチ・ビッチ?』が絶賛発売中のザ・ビュー。

作詞作曲を手がけるバンドのツー・トップ、カイル・ファルコナー(Vo)とキーレン・ウェブスター(B)による『フィッチ・ビッチ?』収録曲全曲解説をお届け。第2回目となる今回は、5曲目“ショック・ホラー”から9曲目“ジミーズ・クレイジー・コンスピラシー”まで、制作エピソードを赤裸々に語ります。

【5曲目:ショック・ホラー】
「ザ・ビュー的“最下層ですが…何か?”」
カイル:くつろいで楽しく時間を過ごすって曲だね。俺は最下層で楽しんでるよ。上まで上りつめられればいいなってね。時間を無駄にするなって感じかな。歌詞にするにはいい内容だよ。(キーレンに)キーレンがアコースティック・バージョンで作ってて、超のろいテンポに仕上がっていた。

キーレン:だからそれは完全にNGにして歌詞だけ取っておいたんだ。

カイル:俺らは長いことスタジオにいて何もやってなかったからよかったよ。いい出発点になった。それがなければ進展なんてなかっただろうな。

キーレン:いつもどおり酔っ払ってて、何もやってないように感じたよ。でもそれからグラス・スマッシュ、ギヴ・バック・ザ・サン、ショック・ホラーが出来上がったんだ。

【6曲目:アンエクスペクテッド】
「カイル、父の死を乗り越えて作られた号泣ソング」
カイル:俺が16歳のころに親父が死んだ直後に作った曲。ストリングスは後々つけたものなんだ。俺らはずっとこの曲をフリートウッド・マックみたいな感じにしたくて構成を組み立てたんだ。最初、シンセサイザーのストリングスを試してみたけど全然うまくいかなかった。だからニューヨークでストリングスをやってくれるオーリィー・クラウスに頼むことにした。衝撃的だったよ、曲自体ちょっと変わった気がした。すげぇいい雰囲気なんだ。ストリングスを使おうなんて思ったことはなかったんだけど、オーリィーはホントに天才なんだ。ニューヨークの自分のアパートで全ての楽器を1個ずつ全部自分で弾くんだよ。

キーレン:しかもたった24時間でね。たぶん俺はそれに一番衝撃を受けたと思う。向こうに曲を送るとオーケストラをつけて返してくるんだ。しかも正確なものをね。彼の編曲は常に完璧なんだ。


【7曲目:グラス・スマッシュ】
「深夜に起きたアノ事件と、名匠オーウェンのコーラスが産んだ名曲」
キーレン:これはカイル・ファルコナー合唱隊って感じだな。

カイル:実は冒頭の部分はオーウェン(オーウェン・モリス/プロデュ−サー)が歌ったものなんだ。俺は真ん中の部分しか歌ってなくて、オーウェンが冒頭に付け加えたんだよ。俺は冷蔵庫にビールを取りにいってて戻ってきたときに「こんなのどう?」って言われた。「すげえ(笑)」って思ったよ。忘れられないな。

キーレン:深夜に起きる出来事について歌ってるんだ。実は俺と彼女の喧嘩についたなんだけど。結構やばい喧嘩になる。最終的には仲直りするんだけどね。

【8曲目:ディスタント・ダブロン】
「(マーラー+死)−レディオヘッド=!?」
カイル:俺とオーウェンがマーラーの曲を聴いてた。死を連想させる曲なんだ。だからスタジオで2人とも曲に取りつかれてた。いつも2人でマーラーを聴いてた。この曲はそんな影響で作り始めたんだ。昔ながらの宝島を目指す海賊とダンディーな人を比較したような内容になってる。宝を追うっていうステレオタイプを比較したんだけどね。俺以外のメンバーは彼女に会いに行って、俺はオーウェンと座って曲を聴いてた。何もやることがなかったからアルバムを何度も繰り返し流してたんだ。それでジム・ホーキンズについて少しずつ曲を書き始めたんだ。そしたらオーウェンが「一丁やってみるか」って言って曲のきっかけになったピアノを弾き始めた。18テイク生演奏を録って、その中で一番出来のいいものをストリングズをつけてもらうためにオーリィーに送ったんだよ。

キーレン:信じられなかったよ。レディオヘッドを観に行って戻ってきたら1曲終わってたんだから。「すげえ!」って思ったね。アルバムの中で俺が好きな曲のひとつだよ。カークトン(彼らの故郷ダンディーにある地区)でバイクをぱくられるって歌詞があるんだ。面白いだろう? いい比較になってる。2つの異なる時代をサビでまぜこぜにしてるんだ。

【9曲目:ジミーズ・クレイジー・コンスピラシー】
「ザ・ビュー的“信じるも信じないも、あなた次第”なお話」
カイル:これはジミーとクラーキーっていう俺たちの仲間2人の歌。いつも意味もなく喧嘩してるんだ。

キーレン:2人とも頑固だからな。

カイル:やつらの言い争いのハイライトを少しずつ取り上げて曲にしてあるんだ。俺らはみんなイルミナティ(現実の歴史、およびフィクションに登場する秘密結社の名称)関連の話を取りつかれたようにネットで見てたんだけど、「おい、これみたかよ?」みたいなノリだったんだ。でもジミーはそれを深く掘り下げだした(笑)。それでやつは俺は知りすぎたって超真剣に言い出したんだ。

キーレン:でもやつら(イルミナティ)もあいつが知り過ぎだってこと気づいてる(笑)。

カイル:ネットにログインしてるかどうかチェックされてるって言い出すんだぜ。

以下part3へと続く。

カイル&キーレンによる新作『フィッチ・ビッチ?』全曲解説part.3は、2月17日に更新予定です。
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