レイ・デイヴィス、キンクスの再始動について語る。メンバーが「仲良くなることなんて絶対ない」?

レイ・デイヴィス、キンクスの再始動について語る。メンバーが「仲良くなることなんて絶対ない」? - pic by Steve Gullickpic by Steve Gullick

ザ・キンクスニュー・アルバムの制作に向け再始動したことを明かし話題となっているレイ・デイヴィスだが、新たにインターネットラジオ局「SiriusXM」のインタビューの中でキンクスについて言及していたことが分かった。

1996年の公演を最後に活動を停止していたバンドだが、「Variety」によると結成メンバーのミック・エイヴォリーと共に活動を行うのは活動停止以前の1980年代以来となるという。

レイ・デイヴィスは同インタビューの中で、かねてから不仲であることが知られている弟のデイヴ・デイヴィスとミック・エイヴォリーとの関係性について以下のように語っていたようだ。

解決することなんて何もないよ。仲良くなることなんて絶対ないんだからさ! でもそこを認めさえすれば、僕達はいい音楽を作れるんだよ。なぜなら(デイヴは)ずば抜けたギタリストだからね。今でも彼をからかうのは好きだよ。

(中略)それぞれ個別に話はしていて、2人とも気持ち的には(制作に)乗り気なんだよ。実際にうまくやれるかどうかは分からないけどさ。



さらに、新作制作についても以下のように語っている。

素晴らしい曲がたまってるんだよ。素晴らしいし、世に出るべきだと僕は思ってるんだ。

(中略)ザ・キンクスの化学反応には何かがある。ちょうどいいタイミングで集まることができれば、その反応を生み出せるんだ。いずれにしろ音楽次第だね。

エネルギーがあって、自分達らしいと心から感じられるような曲を4~5曲を作れたら、(共同でのアルバム制作を)検討してみるつもりだよ。

(デイヴとミックの)2人とも、それぞれ乗り気なんだ。70年代、80年代に作りかけた曲がたっぷりあってさ。つまり音源はあるわけだ。再結成してただヒット曲をやるだけってことはしないよ。


しかしやはり、共同での新作制作となると不仲の問題が大きいとのことで、以前には「BBC」に対し以下のようにも吐露していたようだ。

問題は、僕の弟のデイヴとミックは、どうしてもウマが合わないということでね。でもこれまで僕はそれをスタジオで何とかしてきたし、彼らにより熱い演奏をさせることに燃えてきた。だからもしそういった瞬間を取り戻すことができたら……



なお、現時点ではリリース日程が未定の新作について、6月にはデイヴが「レイと書いた曲が3、4曲ある」とTwitterで明かしている。

「レイと新作の共同制作の可能性について話をした。レイは今、制作中の楽曲を数曲抱えているようだ。私の方は、レイと書いた曲を3、4曲持っている。こうした楽曲をどうするか、レイと話し合いを進めているところだ。現時点では、公演やその他のことについてはまだ話をしていない」
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