1996年の公演を最後に活動を停止していたザ・キンクスが、20年以上を経て再結成することが明らかになった。
フロントマンのレイ・デイヴィスが英メディア「Channel 4」のインタビューに答え、現在キンクスのニュー・アルバムを制作していると明言。
インタビュアーの「ここ20年、キンクスの再結成についての質問を受け続けてきたと思いますがお伺いします。今回完全に再結成する、ということで間違いないですね?」との質問に対し、レイ・デイヴィスは「正式に、イエスだね。このあと、パブでね(笑)」と返答した。再結成を決意した要因のひとつとして、ザ・ローリング・ストーンズに刺激を受けたことも関係しているとのことだ。
同インタビューによると、レイは現在、キンクスの存命メンバーである弟のデイヴ・デイヴィスとミック・エイヴォリーと共に新作を制作しているとのこと。
レイとデイヴのデイヴィス兄弟は長らく不仲が伝えられていたが、それについてもレイは次のように語っている。
私はキンクスの残りの2人のメンバー(デイヴ&ミック)とうまくいったことがなかったんだ、困ったことにね。でもスタジオで彼らと一緒に作業をしてみたら、彼らがもっと激しくプレイできるように頑張ることができたのさ。
一方、デイヴも自身のツイートの中で、制作中の新作のために「レイと書いた曲が3、4曲ある」と発表している。現時点では新作のリリース日程は未定だ。
「レイと新作の共同制作の可能性について話をした。レイは今、制作中の楽曲を数曲抱えているようだ。私の方は、レイと書いた曲を3、4曲持っている。こうした楽曲をどうするか、レイと話し合いを進めているところだ。現時点では、公演やその他のことについてはまだ話をしていない」
同インタビューの映像はYouTubeで公開されている。
なお今回の発表の直前には、本誌「ロッキング・オン」にてレイ・デイヴィスのソロ・アルバムについてのインタビューを行った。「ロッキング・オン」9月号(8月1日発売)掲載の同インタビューでも、キンクスの話題についても触れられている。