ミック・ジャガーとカーリー・サイモンによるデュエット曲が、収録から45年越しで発見されたことが明らかになった。

1972年に収録されたというこの曲は“Fragile”と呼ばれ、今まで公開されたことのない音源となっている。

「NME」によると、この音源のテープを所有していたのはMatt Leeというザ・ローリング・ストーンズのコレクターの男性とのこと。

「AP通信」によると、ミックとカーリーによるスローなバラード曲とだという“Fragile”ではミックが主旋律を歌い、カーリーがハーモニーを担当しているという。

なお、2016年にカーリーが「Rolling Stone」のインタビューに答えた際にこの曲について語っていたとのことで、当時について「私たち（ミックとカーリー）は1時間くらい、ピアノの前で曲作りをした」と回想していたとのことだ。

しかしこの時録音したテープが何十年も前に行方不明になってしまったと明かし、このインタビューの場で「Funny, funny, funny, funny, funny/How love can make you cry」という曲の一節も披露したという。

「AP通信」では、今回発見された音源では「cry」の部分を「change」と歌っている以外、歌詞が一致していると報じられている。

Matt Leeは音源の入手元を明かしていないが、「Rolling Stone」がテープをカーリーに渡すことを約束してくれたため、デジタルコピー版を送ることを決意したのだと以下のようにコメントしている。

俺は金のためにやったんじゃない。俺はコレクターなんだ。俺がこれを「Rolling Stone」に送ったのは、カーリーに渡すためなんだ。

なお、“Fragile”の音源が公開されるかどうかは明らかになっていない。