2月21日(土)2万人のファンが集まった満員のさいたまスーパーアリーナで、共に伝説のロック・バンド=ヤードバーズのギタリストだったエリック・クラプトンとジェフ・ベックの夢の共演が実現した。
2人の共演については、近年お互いのライブへの出演という形では何度か実現していたが、今回は、第1部:ジェフ・ベック、第2部:エリック・クラプトン、第3部:2人による共演という構成。このような形での共演は「世界初」となった。
ジェフ・ベックは、今回の共演ライブに向け「みんなの期待通りにはいかないだろう。びっくりする事もあるはず。実は自分自身もドキドキしている」とコメントしていた。
公演は、まず、ジェフ・ベックが登場。全11曲(アンコール1曲を含む)45分程のライブの後、セットチェンジを挟んでクラプトンが登場。
“レイラ”のアンプラグド・バージョンなどを含む、全9曲を披露し、終了。客電が落ちたまま数分後、クラプトンとベックが2人揃って登場! 今まではどこか落ち着いた感のあったオーディエンスの歓声が爆発した瞬間だった。
1曲目のマッディー・ウォーターズの“ユー・ニード・ラヴ”から始まり、最後のスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンの“アイ・ウォント・トゥ・テイク・ユー・ハイヤー”までの全7曲を、本当に楽しそうにプレイする2人が印象的だった。普段からあまりMCを挟まないスタイルの2人だが、あんなにMCを入れずに観客を盛り上げられるのも、この2人の共演だからこそ。
なお、エリック・クラプトンは2月24日(火)、25日(水)、27日(金)、28日(土)に日本武道館にて自身の単独公演も行う。公演についてその他詳細はウドー音楽事務所のオフィシャル・サイトをご確認ください。
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