この展覧会は、タイトルどおり、クリープハイプのさまざまな歌詞の世界を可視化し、体験・体感できるものとなっている――という触れ込みのもと、rockinon.comは取材を行った。
まず入り口では、“社会の窓”の歌詞を用いた展示がお出迎え。もうこの時点で相当インパクトがあるが、この先の展示はもっとすごいものもあります。
お次はまたまたインパクト大の、“イノチミジカシコイセヨオトメ”エリア。
メンバーがピンサロ嬢に扮した(?)ポスターも。誰がNo.1なのか……。
次へ行くと、海辺とビーチが広がる“憂、燦々”のエリアへ。
そしてお次は、メンバーの脳みそが露わに。“愛の標識”エリアでは、たくさんの標識があるが、そこの角を左に行って、その後の角を右、そして真っ直ぐ行っても、行き止まりなのだろうか。
その先のエリアでは、長谷川カオナシ(B)が束ねた花を持って佇む。
続いては高畑充希が出演するMVが流れる“寝癖”のエリア。
先へ進み、カラオケボックスが再現された部屋に入ると、展覧会のCMも公開となっている、アイナ・ジ・エンド(BiSH)、崎山蒼志、吉田凜音、yonigeがクリープハイプの楽曲を歌う映像が。
最後、展示が終わってグッズ売り場へ出ると、ここも何やら普通のグッズ売り場とは違うような……。
これは映画『百円の恋』にちなんで、100円ショップ風になっているとのこと。なおポスターは本当に冷蔵庫で冷やされている。
“ラブホテル”のキーホルダーや、“バイトバイトバイト”の歌詞が印字された履歴書型クリアファイルにも歌詞、さらにガチャガチャは、“イト”のMVで出てきた人形。
……などなど、本当に細部にわたって、クリープハイプの歌詞が「可視化」されているのだ。なお、展示されている歌詞の楽曲がブースごとに流れているので、楽曲の世界観にひたりながら展示を楽しむことができる。
また、グッズ売り場の出口には、真っ白な壁に「作詞:みんな」と書かれている。ここは寄せ書きコーナーとなっているので、訪れたみなさんの思いで「クリープハイプ」を「作詞」してはいかがだろうか。
なおこの展覧会は、クリープハイプは文字通り楽曲の歌詞を主催者へ「貸して」それをクリエイティブチーム「CHOCOLATE」が「可視化」したものとなる。この展示に関して、メンバーは一切口出しをしていないという。
このことから、この展覧会の主催・企画者の相当な熱量の愛がひしひしと伝わってくる。
クリープハイプのすべてが詰まった展覧会。みなさんも「可視化」された「歌詞」を体感しに行ってみてはいかがだろうか(中川志織)
●開催情報
「クリープハイプのすべ展 〜歌詞貸して、可視化して〜」
期間:2018/09/21 (金)-2018/10/08 (月)
10:00~21:00 ※最終日は18:00閉場 ※入場は閉場の30分前まで
会場:パルコミュージアム 池袋パルコ・本館7F
入場料:一般500円 学生400円 小学生以下無料
※<PARCOカード・クラスS>会員は入場無料、<PARCOカード>会員は入場料半額