先日「最後のツアー」である「Our Last End Of The Road World Tour」の開催を発表したキッスだが、ポール・スタンレーが同ツアーについて、今回は「本当に」最後のツアーになるとコメントしていたことが分かった。
2000年と2001年にも「Farewell Tour(さようならツアー)」を行なっているキッスだが、スタンレーは「Rolling Stone」のポッドキャスト番組「Rolling Stone Music Now」に出演した際、以下のように語っている。
2000年のフェアウェル・ツアーは、2人のオリジナル・メンバー(ギタリストのエース・フレーリーとドラマーのピーター・クリス)を連れ戻した時代の終わりだったんだ。ツアーは単調でつまらなくて、とても大変で、ハッピーじゃなかった。「もう終わりにしよう」って感じだったんだ。
だから、ツアーが終わった後わりとすぐに、「俺はまだバンドにさよならを言いたくない。さよならを言いたいのは2人のメンバーに対してだけなんだ」って気づいたんだ。それが今回とは違うところだね。
俺たちはあれから19年一緒にいて、バンドはこれまでになく良い状態で、ハッピーで……でもそれをすべて踏まえた上でも、終わりを考えるべき時が来たんだ。
今回のファイナル・ツアーにエースとピーターをまた復帰させるのか、それとも他の元メンバーを参加させるのかは明らかになっていないが、スタンレーはツアーのラインナップについても以下のように語っている。
これはキッスを祝福するもので、特定のメンバー構成や特定のメンバーを祝福するものではない。俺はなにかを排除するつもりはないけれど、それは俺たちがやってることの本質じゃなくて……
でも、俺は別に何も語らないようにしてるわけじゃないんだよ。ただ、誰にも間違ったことを伝えたくないんだ。今は、いろいろ考えてる段階だから。