【開催迫る】富士山麓で行われるキャンプインフェスの決定版、朝霧JAMの見どころはここだ!

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今年も10月6日と7日、野外フェスティバル「It's a beautiful day Camp in 朝霧JAM」が静岡県富士宮市の朝霧アリーナで開催される。

フジロックが終わった時にみんながなんとなく口ずさむ言葉が「次は朝霧か」、フジロックと地続きのようなフェスが朝霧JAMだ。でも、フジロックとの一番の違いはお客さんが全てと言っていいくらいオール・イン・キャンプで臨んでいること。ある意味よりコアなフジロックと言っていいかもしれない。来ているお客さんの中には「こちらが本物のフジロックだ」と過激な意見をいう人もいる。

そんなフェスだから、敷居が高いんじゃないかと尻込みする人もいるかもしれないが、一度行ってみれば、その自由でフレンドリーな空間に若い人、小さな子供連れの家族、定年を過ぎた老夫婦まで色んな世代の人たちが自分のスタイルで気ままにフェスを楽しんでいる。だからもしあなたがキャンプ初心者だったとしても、下準備をちゃんとしてくれば、きっと周りの人が色々と助けてくれると思います。

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そんなフェスだからか出演アーティストより、早朝観れるダイヤモンド富士や、夕日に富士山が真っ赤に染まる赤富士、月の光によって真っ黒く浮かびあがる黒富士が見えた、「去年のDJみそしるとMCごはんとケロポンズと一緒にやったラジオ体操が楽しかった」などと大自然や行事の話題の方が語られがちだが、世界中のありとあらゆるアーティストとそれにリンクした日本人アーティストの絶妙なブッキングは朝霧JAMでしか味わえない。

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今年の一番の魅力はなんといっても、初日のRAINBOW STAGEのボアダムス、ゴーゴー・ペンギン、ヨ・ラ・テンゴのラインナップだろう。

共演者をコントロールしながら独自の音楽を作るスタイルから3人のギターを従え、観客を巻き込むようなロックなシャーマンに戻ったかのようなEYEちゃん率いるボアダムス、このツアーが終われば地元イギリスでロイヤル・アルバート・ホールでの凱旋ライブを控え、ブライアン・イーノ、ジョン・ケージなどの現代音楽からエイフェックス・ツィンなどのエクスペリメンタルなテクノ、ダブ・ステップ、はたまたクラシック、ジャズ・ファンまで魅了する新世代ピアノ・トリオ、ゴーゴー・ペンギン、ソニック・ユース亡きいまオルタナティブ界の良心、現代のヴェルヴェット・アンダーグラウンドと評されるヨ・ラ・テンゴが富士山をバックにどんなケミストリーを生んでいくのか楽しみで仕方がない。

時間帯も赤富士、黒富士と富士山が色々な姿を見せる頃で、朝霧JAMでしか味わえない神秘的な世界を堪能出来るような気がして仕方がない。

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二日目も見逃せない。オーストラリアから世界を席巻した最強グルーブ・ミクスチャー・トリオ、ジョン・バトラー・トリオ +が5人編成でスペシャルなライブを繰り広げる。それを迎え打つのは我らがクラムボン、ジョン・バトラー・トリオ +とは全く正反対の癒しと実験的な空間できっと来ているお客さん全員を楽しませてくれるでしょう。

そして、僕てきに気になるアーティストは若干16歳で名門マタドール・レコードと契約したスネイル・メイル。そのサウンドは90年代オルタナティヴへの憧れと今のアメリカの音が奇妙に同居したロック、そんな彼女がどんなライブをするのかとっても気になる。

またもう一つのステージ、MOONSHINE STAGEではケンドリック・ラマーのアルバムにもプロデューサーとして参加した経験も持つ、新世代ビートメーカーKnxwledge、ファンキー・プレジデントの異名を持つターンテーブリスト軍団ビート・ジャンキーズのレジェンドDJ、J. Roccがディスコ/ハウス・セットのDJをする。

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朝霧JAMは新しいロックからダンス・ミュージックまで色々な音楽が楽しめるが、一番の魅力はキャンプである。すべての音楽が止まった後、友達とキャンプ・ファイヤーを囲みながら、いろんな話をしながら盛り上がっている時に、突然訪れる静寂、そんな時ふと自分の頭をよぎる、今年の俺はどうだったかな、これからどうしようかなと考える思い。ちょっと自分を見つめ直す時間を与えてくれる瞬間だ。他のフェスが都会に向かう満員電車だとすると、田舎をゆっくりと景色を見ながら一人ポツンと座って走る路線バスのような感じを味あわせてくれるのが朝霧JAM、まさにこれこそフェスなんだと思わせてくれる。

いろんなフェスに行ったことのある人、まだフェスに行ったことのない人にも絶対行って欲しいフェス、それが朝霧JAMなのだ。(久保憲司)

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「It's a beautiful day〜Camp in 朝霧JAM 2018」の詳細は以下。

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