ジョンが『イマジン』を発表した年に語った母国への不満とは? 「イギリス人の大半にとって、僕はサッカー賭博に勝ったやつなんだ」

ジョンが『イマジン』を発表した年に語った母国への不満とは? 「イギリス人の大半にとって、僕はサッカー賭博に勝ったやつなんだ」 - 『rockin'on』2018年11月号より『rockin'on』2018年11月号より

ジョン・レノンが1971年に発表したアルバム『イマジン』のリマスター音源やアウトテイクなどを収録した『イマジン:アルティメイト・コレクション』が10月5日にリリースされる。

『ロッキング・オン』11月号では、同作品のリリースを記念し、『イマジン』がリリースされた同年、オノ・ヨーコの著作『グレープフルーツ』の再版の際に行なわれた2人の記者会見を追った記事を掲載している。

当時、ジョンとヨーコはベッドインやバギズムといった活動を行い、様々なメディアから注目を集めていた。

そんな中、ジョンは海外では一人のアーティストとして認められているのに、母国であるイギリスでは元ビートルズの一員にすぎない、という見られ方に不満があったという。

「イギリス人の大半にとって、僕はサッカー賭博に勝ったやつなんだ」と口にしたのち、以下のように続けている。

サッカー賭博で儲けて、ハワイアン・ダンサーか、どこかの国の女優と結婚したやつ。でもアメリカではちゃんとアーティストとして、僕らは扱われる。そうあるべき扱いを。ほかの国でもそうだよ。

ところがここでは、ポールと若い頃から知り合いだったおかげで運良くチャンスを手にして、賭博に勝って、女優と結婚した男、なんだ。


また、平和運動の一環であるバギズム(外見にとらわれないために袋の中に全身入る行為)をウィーンの記者会見で行ったジョンとヨーコだが、その時のエピソードをジョンは以下のように語っている。

(中略)素晴らしい経験だったよ、僕らにとっても、それを経験した人達にとっても。それを彼らがわかっているかはともかくとして。

「あなた達は何を着ているのですか?」、「本当にあなた達なのですか?」、「ポールとはうまくいってますか?」と袋に質問するんだ。すると袋がしゃべる! みんなして袋にマイクを向けるんだ! 美しかったよ。


記事ではその他、ジョンとヨーコが行ったベッドインについてや、2人が当時共有していた哲学などについても語られている。

『イマジン』が誕生した時期、ジョンはヨーコと共にどこへ向かっていたのか。
その軌跡をぜひ『ロッキング・オン』11月号にて確かめてもらいたい。



ジョン・レノンの関連記事は現在発売中の『ロッキング・オン』11月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

ジョンが『イマジン』を発表した年に語った母国への不満とは? 「イギリス人の大半にとって、僕はサッカー賭博に勝ったやつなんだ」 - 『rockin'on』2018年11月号『rockin'on』2018年11月号
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする