「BABYMETAL WORLD TOUR 2018 in JAPAN」幕張メッセイベントホール2日目。
今年春からアメリカ→ヨーロッパを巡ってきたBABYMETALの凱旋公演であると同時に、先日YUIMETALの脱退が発表された直後の国内ツアーということもあり、開演前の場内には祝祭感よりも拭い難い緊迫感が強く漂っているように見えた。
しかし――この日の舞台で繰り広げられていたのは、久々の日本公演を待ち侘びていたオーディエンスの頭と心に焼きついた「BABYMETAL観」ごと新次元へダイナミックに撃ち放つような、圧倒的な歌とステージングだった。場内狭しと拳とフォックスサインが突き上がり、雄叫びにも似た大合唱と巨大サークルがピットを埋め尽くす熱狂祝祭空間。最高の風景だ。
まだツアーは続くので、演出含め詳細は後日公開のライブレポートに譲らせていただくが、そのライブアクトにおいてより比重の高まったSU-METALの熱唱はいよいよ強さと眩しさを増し、幕張メッセイベントホールの広大な距離感すらもすぐそこに感じるほどの訴求力を体現していたことだけは記しておきたい。
ライブを観終わったばかりなのに、まだまだもっと「次」が観たくなる。唯一無二のメタルポップアートとして歩んできた極限進化の道程が鮮やかに浮かび上がる、至上の一夜だった。(高橋智樹)
【速報】BABYMETAL、新編成の日本凱旋ツアーは僕らの「BABYMETAL観」も刷新する
2018.10.25 10:30