オリジナル・メンバーであるジェームス・イハ、ジミー・チェンバレンを迎えた新体制で再結成を果たし、11月16日に待望の新作『シャイニー・アンド・オー・ソー・ブライト VOL.1 / LP:ノー・パスト、ノー・フューチャー、ノー・サン』をリリースする、スマッシング・パンプキンズ。
『ロッキング・オン』12月号では、オリジナル・メンバー3人が揃ってのアルバムとしては実に18年ぶりとなる今作に迫るべく、今年行われたバンドへのインタビュー記事を掲載している。
オリジナル・メンバーとしてこれまでバンドを守り続けてきたビリー・コーガンは、確執があったとされるイハなど他メンバーと徐々に連絡を取り合っていったという。
今回、オリジナル・メンバーでの再結成を実現させたことについて、ビリーは以下のように答えている。
20年前のロマンスに再び火を灯すみたいなものだね。愛情は確かにそこにあるのだけれど、それじゃあ共通の言葉は? あの魔法はまだそこにあるの?ってね。
また、気分屋のバンドの舵を握ってきたビリーは、自身の人間性やイハらが脱退した過去を振り返るようにスマッシング・パンプキンズについて以下のように語っている。
もし僕が黙っていたら、そして、もしバンドを繋ぎとめていられたら、僕たちは今頃もっとずっと大きな会場でやってるだろうし、もっと成功していただろうし、どっかのロックンロールの殿堂にも入ってただろうね。
一方、イハはバンドから離れている間、ビリーやスマッシング・パンプキンズの音楽にあまり注目しないようにしていたという。
あまり考えないようにしてた。まあそれでもラジオで曲がかかったりスーパーに行ったりした時に思い出させられることはあったけどね。
そしてビリーはインタビューの最後に、オリジナル・メンバー3人が揃った現在のスマッシング・パンプキンズの一員として以下のように答えた。
僕たちは本当に本当に本当に険しい道を進んだし、功績を認められることは滅多になかった。今こそ僕たちがパーティーを開く番だ。
そろそろ僕たちもパーティーを開いてもいいはずだよ。
インタビューではその他、様々な事情からビリーとの亀裂により今回参加しなかったオリジナルのベーシスト、ダーシー・レッキーからのコメントも。この18年間でそれぞれが試行錯誤してきたことなどが語られている。
新作のリリースを前にオリジナル・メンバーが語った貴重なインタビューを読み、18年ぶりとなるその衝撃に備えてほしい。
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