ジョン・レノンの殺害犯マーク・チャップマン、自身の犯行に「今は恥辱を感じている」と発言

ジョン・レノンの殺害犯マーク・チャップマン、自身の犯行に「今は恥辱を感じている」と発言

ジョン・レノンを射殺した犯人であるマーク・チャップマンが、当時を振り返り「今は恥ずべきことだとわかっている」と発言していたことがわかった。

「The Guardian」によると、現地時間8月23日にニューヨーク州の更生保護委員会で行われた仮釈放の審問におけるチャップマンの聴取記録には、次のように記されていたとのことだ。

30年前の自分に恥辱があったとは言えないが、今は何が恥ずべきことなのか分かっている。それは顔を覆いたくなるようなことであって、これ以上なにも望むことはない。


さらにチャップマンは審問で、当時の自分にとってレノンがどれほどかけがえのない存在であったかを今でも考えると発言。そしてレノンを射殺するべきかどうか、心の中で葛藤があったとも述べていたという。

私は引き返せないところまで来ていた。「おい、アルバム買えたよな。見ろよ、彼がサインしてくれた。家に帰ろうぜ」と(普通のファンのように)思えることもあったのに、あの頃の私がまっすぐ帰宅するということはなかったのです。


さらには殺害についても、「殺傷能力が高いホローポイント弾を使いはしたが、悪名を得るためであってレノンに敵意を抱いていた訳ではなかった」と主張していたとも記されていたようだ。

チャップマンの仮釈放を審理した委員会は、仮釈放を認めれば、「自身が犯した罪の重大さを軽減してしまうことになる」とし、また、レノンを殺害された怒りでチャップマンに危害を加える者が現れたり、公衆が危険にさらされる可能性もあるとし、10度目の仮釈放申請を却下した

チャップマンが再び仮釈放を申請できるのは2年後となる。
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