映画『ボヘミアン・ラプソディ』でクイーンのフレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックが、劇中で使用していた入れ歯について語っていることがわかった。

今回ラミへインタビューを行った「The Wrap」によると、フレディ・マーキュリーは奥歯に4本余分な歯が生えており、それが原因で出っ歯になっていたのだという。

フレディのこの特徴を表現するため入れ歯を装着し役作りに挑んだラミは、入れ歯がフレディに成り切るために助けになってくれたのだと以下のように語っている。

製作チームは最初、大変そうだったよ。色んなサイズの入れ歯を全部試したんだ。最初に入れ歯を付けた時は不安だったけど、すぐに報われたよ。（入れ歯を付けたことで）身体的には姿勢よく優雅に座るようになって、「フレディはエレガントだもんな！」って思ったりしてね。

それに、彼はいつも口や歯を覆うようにしてたけど、そのコツがつめなかった。だけど、入れ歯を付けたおかげで出来るようになったのさ。そういう小さなことが、僕にとってすごく役に立ったんだ。

また、ラミは『ボヘミアン・ラプソディ』における「最も大切なこと」についても以下のように語っていたとのことだ。

何よりも大切なことは、フレディの音楽と物語がファンの心の中でずっと生き続けることだと思う。

フレディを演じられるという贈り物は、自分にとって全てだった。彼は自分のアイデンティティや文化的背景、そしてセクシュアリティという点において、もがき苦しんだ人だからね。