コールドプレイ『美しき生命』、日本の洋楽シーン及び、世界でナンバー・ワン売上作品に
2009.03.04 20:18
社団法人日本レコード協会が主催する第23回日本ゴールドディスク大賞の授賞式が3月2日東京・有楽町の東京国際フォーラムホールCで行われ、コールドプレイが昨年6月にリリースしたアルバム『美しき生命』が、“アルバム・オブ・ザ・イヤー洋楽部門”及び、“ザ・ベスト3アルバム(洋楽)”を受賞した。
日本ゴールドディスク大賞はその選定基準を「客観的なレコードの正味売上数字(総出荷数から返品数を差し引いたもの)」とし、当該年のレコード産業に大きく貢献したアーティスト及び作品を顕彰するもので、今回彼らが受賞した“アルバム・オブ・ザ・イヤー洋楽部門”は期間中に発売された洋楽アルバムで最も売上枚数が多い作品に与えられる賞だ。
これによりアルバム『美しき生命』は昨年日本で最も売れた洋楽アルバムと認定されることとなった。
一方この『美しき生命』は、昨年の世界最高売上を記録したアルバムとしても認定されている。これは、全世界のレコード産業を代表する国際的組織IFPI(※1)発表の統計によるもの(※2)。
それによると、本作は全世界で700万枚に迫る売上を記録し、2007年度1位の『ハイ・スクール・ミュージカル2』の売上を抜いたほか、デジタル配信に於いても発売後1ヶ月でアルバムのダウンロード最高売上を記録した。因みにIFPIによると、コールドプレイに続く第2位はAC/DCの『悪魔の氷』、3位は映画『マンマ・ミーア!』のサウンドトラック、4位ダフィー『ロックフェリー』、5位メタリカ『デス・マグネティック』となっている。
2月の来日公演の余韻覚めやらぬコールドプレイ。彼らの快進撃はまだまだ止まりそうにない。
(※1)IFPI:ロンドンに拠点を置く国際的なレコード産業の業界団体。世界72カ国に1400の会員を持ち、レコード産業の権利擁護活動等を行っている。
(※2)IFPI調べ。CDだけでなくデジタルでのアルバム・セールスを含む。