R・ケリー、女性の監禁や性的虐待の疑いに対し犯罪捜査が開始。疑惑を追求する米番組「Surviving R. Kelly」が音楽業界全体を巻き込み一大スキャンダルに

R・ケリー、女性の監禁や性的虐待の疑いに対し犯罪捜査が開始。疑惑を追求する米番組「Surviving R. Kelly」が音楽業界全体を巻き込み一大スキャンダルに

現地時間1月3日から5日にかけ、R・ケリーの女性の監禁や性的虐待の疑惑を追求する米ドキュメンタリー・シリーズ「Surviving R. Kelly」が放送され、音楽業界全体を巻き込む一大スキャンダルに発展している。

レディー・ガガチャンス・ザ・ラッパーフェニックスらが過去にR・ケリーと仕事を共にしたことを謝罪する声明を発表するなどの余波が広がっているが、今回、ジョージア州にあるR・ケリーの元邸宅に監禁されていたとする女性たちの訴えに関して、同州のフルトン郡地区検察局がケリーの犯罪捜査を開始したことが明らかになった。

現在ケリーと同居しているJoycelyn Savageの両親の代理人が「SPIN」に語ったところによると、検察局から家族に接触があり、家族は積極的に協力しているということだ。当局からのコメントは出ていないという。

ここ数年の間に複数の女性が強制的かつ暴力的な状況下でケリーと一緒に暮らしていたと主張しているという。2017年には「BuzzFeed News」による報道において、Savageの両親がそのような生活状況を「カルト」と表現していた。

米テレビ局Lifetimeが放送した全6話からなるドキュメンタリー番組「Surviving R. Kelly」はこうした疑惑を詳細に掘り下げており、「TMZ」によれば、この番組がフルトン郡地区検察局に捜査開始を促したのだろうということだ。

R・ケリーは同番組の中の女性たちの主張をすべて完全に否定しているが、Savageの家族の代理人Gerald Griggsは「SPIN」に対し、「まさにあのドキュメンタリーが雄弁に物語っている」と話しているという。
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