最新ALがグラミー賞候補のウィーザー、惜しくも受賞を逃したデビュー時を回想。「当時僕らはキッズ向けバンドだったから」

最新ALがグラミー賞候補のウィーザー、惜しくも受賞を逃したデビュー時を回想。「当時僕らはキッズ向けバンドだったから」

2017年にリリースした最新アルバム『パシフィック・デイドリーム』が第61回グラミー賞の最優秀ロック・アルバムにノミネートされたウィーザーだが、フロントマンのリヴァース・クオモが、過去同賞にノミネートされた時のことなどについて答えている。

「Rolling Stone」によれば、ウィーザーは2009年に行われた第51回グラミー賞で“Pork and Beans”が最優秀ミュージック・ビデオを受賞しており、もし今回『パシフィック・デイドリーム』が最優秀ロック・アルバムを獲得すれば、バンドにとって2回目の受賞となる。


記事では、90年代にグラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーから注目されなかったことについて、クオモは以下のように語っている。

グラミー賞が何なのかさえ知らなかったよ。グラミー賞もアカデミー賞もトニー賞も。何が何だかさっぱりで、批評家たちから相当嫌われてたから、自分たちが賞を獲得するなんて考えたこともなかった。

今になってみると「どうして『ウィーザー(ザ・ブルー・アルバム)』(1994年)が受賞しなかったんだろう?」と思うこともあるけどね。でも1994年まで遡って考えると、当時僕らはキッズ向けバンドだったんだ。コンサートは10歳そこそこの子どもだらけだった。だから、なぜ批評的に評価されなかったのかは理解できる。


また、グラミー賞の授賞式に出席することについて、誰が一番楽しみにしているか訊かれると「妻たち」と答えつつ、全員が授賞式を楽しみにしているのだそうだ。

『ウィーザー(ホワイト・アルバム)』がノミネートされた時(2017年)、僕はまだ自己防衛モードで「グラミー賞なんてクソだ。あんなもの全然興味ないね。僕は行かない」という感じだったんだ。

でも(ベースのスコット・シュライナーは)「違うよ、みんな、これはすごく重要なんだ。全員で行かなきゃ。たぶん受賞しないけど、これはウィーザーにとって大事なことだよ」ってさ。彼は正々堂々とした感じのやつなんだ。それ以来、僕はグラミー賞という列車に乗っかることにしたんだ。


さらに、クオモは授賞式への期待について以下のようにも語っている。

一度行ったことがあるから少しは気楽だよ。流れは把握してるからさ。早めに行ってロックのアワードが開かれる大きなホールでバンドと一緒に席につく。そして受賞できず、受賞できないことはわかっていたはずなのに不思議とがっかりする。

それから会場外で他のバンドと会って挨拶する。それは楽しい。受賞者にお祝いを言う。また会場に戻ってパフォーマンスを観て、それからディナーに出かける。超楽しい夜だよ。


第61回グラミー賞の授賞式は、現地時間2月10日にロサンゼルスのStaples Centerにて開催される予定だ。

なお、ウィーザーは先日カバーAL『ティール・アルバム』を突如発表し、3月1日には12作目となるスタジオ・アルバム『ウィーザー(ブラック・アルバム)』のリリースを控えている
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