現地時間2月24日に第91回アカデミー賞の授賞式が開催され、『ボヘミアン・ラプソディ』が主演男優賞を含む最多4部門を受賞した。
今年は30年ぶりに司会者不在のまま行われた同授賞式だが、オープニング・アクトでは『ボヘミアン・ラプソディ』よりクイーン+アダム・ランバートが“We Will Rock You”、“We Are The Champions”などをメドレーで披露した。
その『ボヘミアン・ラプソディ』は、フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックが主演男優賞を受賞したほか、編集賞、録音賞、音響編集賞を含む最多の4部門に輝いている。
なお、これに次ぐ3部門に輝いたのは、作品賞、脚本賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)を獲得した『グリーンブック』と、監督賞(アルフォンソ・キュアロン)、外国語映画賞、撮影賞を受賞した『ROMA/ローマ』の2作品となった。
また、注目された歌曲賞は、『アリー/ スター誕生』の主題歌であるレディー・ガガとブラッドリー・クーパーによる“Shallow”が受賞したほか、日本からノミネートされていた『万引き家族』(外国語映画賞)、『未来のミライ』(長編アニメ映画賞)はそれぞれ惜しくも受賞を逃している。
主要部門の結果一覧は以下の通り。
作品賞
●『グリーンブック』
<ノミネート>
『ブラックパンサー』
『ブラック・クランズマン』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『女王陛下のお気に入り』
『ROMA/ローマ』
『アリー/ スター誕生』
『バイス』
監督賞
●アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)
<ノミネート>
パヴェウ・パヴリコフスキ(『COLD WAR あの歌、2つの心』)
ヨルゴス・ランティモス(『女王陛下のお気に入り』)
スパイク・リー(『ブラック・クランズマン』)
アダム・マッケイ(『バイス』)
主演男優賞
●ラミ・マレック(『ボヘミアン・ラプソディ』)
クリスチャン・ベイル(『バイス』)
ブラッドリー・クーパー(『アリー/ スター誕生』)
ウィレム・デフォー(『永遠の門 ゴッホの見た未来』)
ヴィゴ・モーテンセン(『グリーンブック』)
主演女優賞
●オリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』)
ヤリッツァ・アパリシオ(『ROMA/ローマ』)
グレン・クローズ(『天才作家の妻 40年目の真実』)
レディー・ガガ(『アリー/ スター誕生』)
メリッサ・マッカーシー(『ある女流作家の罪と罰』)
助演男優賞
●マハーシャラ・アリ(『グリーンブック』)
<ノミネート>
アダム・ドライバー(『ブラック・クランズマン』)
サム・エリオット(『アリー/ スター誕生』)
リチャード・E・グラント(『ある女流作家の罪と罰』)
サム・ロックウェル(『バイス』)
助演女優賞
●レジーナ・キング(『ビール・ストリートの恋人たち』)
エイミー・アダムス(『バイス』)
マリーナ・デ・タビラ(『ROMA/ローマ』)
エマ・ストーン(『女王陛下のお気に入り』)
レイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)
この他の全受賞者/作品はWOWOWのアカデミー賞公式サイトで確認できる。
※記事初出時に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。