sumika・片岡健太の『めざましテレビ』での寝起きのコーヒーのように安心できるプレゼンターっぷりについて

最新アルバム『Chime』がオリコンデイリーチャート初登場4位を記録したsumika。そのフロントマンの片岡健太(Vo・G)は、フジテレビ『めざましテレビ』3月のマンスリーエンタメプレゼンターを担当している。

初回ではめざましプレゼンターの先輩である尾崎世界観(クリープハイプ/Vo・G)と野毛で飲む企画VTRが放送され、2回目となる3月12日は、肩書きのとおりエンタメプレゼンターとして、めざましチームとともにエンタメニュースを届けていく。

くりっとした瞳で熱心にニュースに聞き入り、情報へのリアクションも細かい片岡。Official髭男dism長澤まさみ主演の映画『コンフィデンスマンJP』の主題歌に抜擢されたニュースについてコメントを振られると「髭男は演奏もうまいし人柄もいい。新曲も良くて悔しいので、できるだけ売れないでいただきたい」と、実に爽やかな笑顔でコメントすると、スタジオも瞬時に笑いで溢れた。軽部アナウンサーも合いの手を入れるなど、2回目にしてチームワークもバッチリ出来上がっているようだ。

B'zの30周年ツアー映像初出しのニュースでは原稿生読みに初挑戦。読み終わりに「胃がけいれんしてる」と笑っていたが、原稿読みの合間にVTRで流れる“恋心(KOI-GOKORO)”をノリノリで口パクするなど、彼の緊張の中でも楽しもうというキャッチーな人柄を発揮していた。

コーナーの締めくくりで“フィクション”サビの《さあ 今日も始めましょうか》の1フレーズを生歌で届けるという不意打ちサービスには、「今日も頑張るぞ!」と明るい気持ちになった視聴者も多かったのではないだろうか。

スタイリッシュな深い水色のスーツを身に纏い、エンタメプレゼンターを真面目にこなす姿勢と、爽やかな笑顔はまさに好青年。だがそれだけではなく愛嬌やちょっとした毒っ気を混ぜ込んでユーモアに昇華する様子に、天性のエンターテイナーセンスを感じた。

落ち着きがあり深く響く低音ボイスには、せわしない朝をほっとさせてエンジンをかけてくれる寝起きのコーヒーのような効果があるのも新しい発見だった。彼の出番は残すところあと2回。音楽活動では見られない一面がまだまだ見られそうだ。(沖さやこ)
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