8月9日にニュー・アルバムのリリースを控えるスリップノットだが、パーカッショニストのクリス・フェーンが脱退したことがバンドの公式サイトで発表された。
報酬をめぐり、バンドを相手取り訴訟を起こしたと報じられていた最中での脱退となった。「The Blast」の報道をもとに「NME」が報じたところによると、フェーンはこれまでスリップノットのツアーやマーチャンダイジングでの収益がひとつの会社に集約されており、その会社のみから、バンドの収益がメンバーに報酬として割り当てられていたと認識していたとのこと。
しかし他のメンバーたちが自身に知らせぬままいくつかの州に支社を構え、それらの支社にもバンドの収益が報酬として分配されていたことを発見したと主張。
これにより現地時間3月14日、フェーンがバンドを相手取り訴訟を起こしたと報じられ、フロントマンのコリィ・テイラーは「真実が明るみになるまで待っとけ」とTwitterを通しフェーンの主張に激しく反論していた。
こうした経緯を経て、現地時間3月18日、スリップノットの公式サイトで以下のような発表が行われた。
スリップノットは6thアルバムの制作と、ワールド・ツアーの準備に注力している。これまでで最高の出来だ。自分がなぜこのスリップノットの一員でなくなってしまったか、クリス自身はよく分かっているだろう。
彼がスリップノットの一員であり続けるために必要なことをするのではなく、俺たちを糾弾し、苦情をでっち上げる道を選んだことには落胆している。
彼には彼が選んだ道ではなく、進化に向けて進んでいく道を選んでほしかった。
スリップノット、万歳