プリンスの未公開音源収録のEPを発表しようとしたエンジニア、遺産管理団体へ約4.5億円の支払いが命じられる

プリンスの未公開音源収録のEPを発表しようとしたエンジニア、遺産管理団体へ約4.5億円の支払いが命じられる

プリンスの元エンジニアが、2017年にプリンスの未発表楽曲が収録されたEPをリリースしようとした件で遺産管理団体に訴えられ、約400万ドル(約4億4500万円)の支払いを命じられていたことが明らかとなった。

「billboard」のニュースを報じた「Pitchfork」によると、プリンスのエンジニアだったGeorge Ian Boxillが、2006年から2008年にプリンスと共同で作曲&プロデュースを手掛けたという楽曲をフィーチャーした、EP『Deliverance』をプリンスの一周忌となる2017年4月21日にリリースしようとしていたという。

プリンスの未公開音源収録のEPを発表しようとしたエンジニア、遺産管理団体へ約4.5億円の支払いが命じられる

EPのリリース前にプリンスの遺産管理団体とプリンスのレーベル「ペイズリーパーク」が、「音源はプリンスに単独かつ独占的な所有権がある」と明記されている秘密保持契約に、Boxillが違反していると主張。また管理団体とペイズリーパークは、EPのリリースを阻止する差止命令も認められていた。

The Blast」によると、2018年8月に裁定人が遺産管理団体の主張を支持する判決を下し、Boxillに損害と経費、弁護士費用として、396万ドル287ドル65セント(約4億4050万円)を支払うよう命じたとのこと。

そして「billboard」は、ミネソタ州の判事が判決を支持したことにより、Boxillが同額の損害賠償を支払わなければならないことを確認したと報じている。

なお、EPのリリースが発表された当時、Boxillは以下のように語っていた。

「以前プリンスはメジャー・レーベルを介さずに僕の音楽をみんなに届ける方法がないか、寝る前に毎晩ベッドの中で考えていると言っていたんだ。どうやってこの重要な作品をリリースしようか考えて、インディペンデントで発表しようと決めたんだよ。きっとそれがプリンスの望むものだろうから。」
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