RO69独占! ザ・プロディジー メンバーによる新アルバム全曲解説をお届け part.2

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    ザ・プロディジー

  • RO69独占! ザ・プロディジー メンバーによる新アルバム全曲解説をお届け part.2 - 『インヴェーダーズ・マスト・ダイ』

    『インヴェーダーズ・マスト・ダイ』

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  • RO69独占! ザ・プロディジー メンバーによる新アルバム全曲解説をお届け part.2 - 『インヴェーダーズ・マスト・ダイ』

5年ぶりとなるニュー・アルバム『インヴェーダーズ・マスト・ダイ』を発表したザ・プロディジー。見事全英1位に輝き、ここ日本でもオリコン洋楽チャートで1位を獲得と、シーンへの完全帰還作として話題の1作だ。RO69では全4回に分けてメンバーによる全曲解説をお届け!

第2回目となる今回は、3曲目“サンダー”から6曲目“ウォリアーズ・ダンス”までの解説&誕生秘話をお楽しみください。

【3曲目:サンダー】
マキシム:このボーカルラインのアイデアは、俺達がいろんなサンプルを探している時に、俺がリアムに貸したスタジオ1のコンピレーションCDに入っていたブレンフォード・オールスターズというバンドのボーカルをベースに、リアムがブラザー・カルチャーというアーティストを呼んで、メロディーラインと歌詞を新しく乗せ変えたものを歌わせたんだ。

リアム:そのとおり。俺達はオリジナルのボーカルラインをパクッたんだ、それが俺達の仕事だし、それが俺達のやり方、俺達は海賊のように、盗みを働き自分達のものにしていくんだ。

【4曲目:カラーズ】
キース:ちょうどこの曲がきっかけで、俺達が今回求めていたサウンドを見つけることが出来たんだ。この曲が出来るまでは、完成された歌詞が先に出来ていて、その後にトラックを作っていくという順序だったんだけど、それはこのバンドのやり方にふさわしくないと気がついたんだ。エネルギーは常にトラックから生まれるものであって、危険でやばいビートとベースラインが曲のエネルギーの源なんだ。“カラーズ”はオーソドックスなやり方から生まれた曲であり、このアルバムの中でも特に重要な曲の1つになった。

リアム:そう、トラディッショナルなやり方で作られた曲だな。ストラングラーズの“ノー・モア・ヒーローズ”の雰囲気を持っている。このアルバムの中でも、特に早い段階で完成した曲だ。

【5曲目:テイク・ミー・トゥー・ザ・ホスピタル】
リアム:これぞ超ワイルド! 初期のプロディジーからインスピレーションを受けつつも2009年スタイルで吐き出す。この曲は俺達3人の個性とインスピレーションの衝突なんだ。キースの狂ったようなボーカルと、マキシムの91年のウェスト・ロンドン・ガレージ・ラガ・スタイルに俺の爆弾処理班的インスピレーションの融合だな。

【6曲目:ウォリアーズ・ダンス】
リアム:この曲がアルバムのターニングポイントになったんだ。確かレコーディングでは4番目か5番目に出来上がった曲だったはずだ。ちょうどアルバムの制作の半分くらいに差し掛かって、俺はこの先の制作に頭を抱えていたころで、この曲をとりあえず1度、制作のプレッシャーから開放されるためにも、その頃スケジュールされていたライブでやってみることにしたんだ。もしかしたら、この曲は2度とライブで演奏されるどころか、アルバムにも入らないかも知れないと思っていたけれど、ライブでやってみたら、完全に90年〜91年頃のレイヴを髣髴させたんだ。俺達にとっても、凄く新鮮に響いてきたんだ。

以下part3へと続く。

メンバーによる新作『インヴェーダーズ・マスト・ダイ』全曲解説part.3は、3月13日に更新予定です。
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