『KID A』から20年――トム・ヨークが自身のキャリアを語り尽くす! 完全ディスコグラフィーなど全46Pで総力特集

『KID A』から20年――トム・ヨークが自身のキャリアを語り尽くす! 完全ディスコグラフィーなど全46Pで総力特集 - 『rockin'on』 2019年8月号より『rockin'on』 2019年8月号より

7月26日(金)~28日(日)に新潟県湯沢町苗場スキー場にて開催される「FUJI ROCK FESTIVAL '19」への出演も決定しており、6月27日にはニュー・アルバム『アニマ』を急遽リリースしたトム・ヨーク

『ロッキング・オン』8月号では、レディオヘッドが2000年に発表したアルバム『キッド A』から今年で20年目を迎えるにあたり、「『KID A』以降」というキーワードの下、バンド、そしてソロ・ワークなどを総括したトム・ヨークを全46ページにわたり特集している。

特集記事では、地元オックスフォードで行った単独ロング・インタビューを掲載している。

その内容からファンやメディアから多くの賛否両論が巻き起こった『キッド A』だが、同アルバムへと駆り立てた当時のバンドの心境について、トムは以下のように答えている。

僕たちは『OK コンピューター』(07年)で実にとんでもない、クレイジーな経験を潜っていったわけだよね。この……「絶対にこの機会をふいにできないぞ」ってフィーリング、気負いがすさまじかったんだ。

自分たちが次に何をやるにしても、きっちりとそれに値するものをやらなくちゃならない、と。それは『OKC』(OK コンピューター)と同じレベルの成功を)繰り返すという意味で言ってるんじゃなくて、あの作品を経て僕たちが開け始めていた様々なドアの全て、それにしっかり見合うものをやらないと、という。

さんざん当てずっぽうにあれこれやったし、何ヶ月も進歩なし。とにかく誰もがお互いに苛立って殺気立ってる状態が何ヶ月も続いた。ああなった理由の多くは僕の落ち度でね、というのも他の連中に充分な情報を与えないままだったし、とにかく本能だけであそこ(『キッド A』)にたどり着こう、みたいな、ハハハッ!


また、『キッド A』以降の音楽的な実験と変化におけるひとつの到達点を迎えた2007年の『イン・レインボウズ』について、リリースから約12年を経て、以下のように振り返っている。

あのアルバムの曲は全て――どの曲もずっと、演奏するのが喜びに他ならない、そういうものだからだよ。というのもあれらは僕たちがアンサンブルとして演奏するのを可能にしてくれるし、その一方でゆるくて遊ぶ余地も充分にあるから色んな形に解釈し直させてもくれる、という。

僕からすれば、どんなにプレイしても決して飽きることのない楽曲だね。たとえば“ボディースナッチャーズ”とか、毎回演るのが楽しくて仕方ない曲だ。


特集記事ではその他、バンド結成から現在に至るまでの歩みを綴ったロング・テキストや、レディオヘッド、アトムス・フォー・ピース、そしてソロ作までを網羅した完全ディスコグラフィー、そして最新アルバム『アニマ』について語った最新インタビューも掲載している。

バンド、ソロと常にエポックメイキングな作品を生み出し続けるトム・ヨークの魅力、その全容は『ロッキング・オン』8月号にて確かめてほしい。



トム・ヨークの特集記事は現在発売中の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

『KID A』から20年――トム・ヨークが自身のキャリアを語り尽くす! 完全ディスコグラフィーなど全46Pで総力特集 - 『rockin'on』 2019年8月号『rockin'on』 2019年8月号
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