【特集】20年以上の歴史、輝く今──すべてを解き放った素晴らしき一夜「RADWIMPS 20th ANNIVERSARY LIVE TOUR」ファイナル公演レポート!

【特集】20年以上の歴史、輝く今──すべてを解き放った素晴らしき一夜「RADWIMPS 20th ANNIVERSARY LIVE TOUR」ファイナル公演レポート! - All photo by Takeshi YaoAll photo by Takeshi Yao
音楽を通して、こんなにも人の心が、その柔らかさや温かさが、虚飾なくまっすぐに伝わるのだということ。「ありがとう」。音楽を奏でる人のそんな想いが、本当に、手のひらと手のひらを重ねたときのようなダイレクトさで、自分の内側に流れ込んでくる。そんなことが、1万5千もの人間が集まる巨大なアリーナ会場のライブで起こりえるのだということ。そういうことを知った。これまでもたくさん音楽に感動してきたつもりだが、今まで体験したことがないような、掛け替えがなくて、切なくて、優しい感動に満ちた時間だった。
2025年にメジャーデビュー20周年を迎えたRADWIMPSが、10月の広島公演を皮切りに9都市17公演を回ったツアー「RADWIMPS 20th ANNIVERSARY LIVE TOUR」。ツアーの半ばにはBUMP OF CHICKENVaundyYOASOBIという豪華ゲストを迎えた対バンライブも開催されたこのツアーのファイナル、東京・有明アリーナ公演の2日目。

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幻想的な照明演出とSEに導かれて、ライブは“ふたりごと”で幕を開けた。バンドが19年前に発表した屈指のラブソングが、この素晴らしき夜の始まりを告げる。《今からお前に何話そうかな》と、野田洋次郎(Vo・G・Pf)は歌い出す。まるで、この夜この場所に集まった観客たちに語り掛けるように。《同じとこに空けたピアス お前のだけやけに光って見える/俺もいつか輝くかな お前みたいに世界を愛せるかな/俺の心滅びようとも 醜く朽ち果て 息ひき取ろうとも/その最期の一瞬だけでも お前が見てた世界見てみたいの》と歌われる部分を、野田は観客たちに委ねた。観客たちの歌声を聴いた野田は、「ありがとう」と、その歌声に感謝を伝える。
間髪入れずに“まーふぁか”、“NEVER EVER ENDER”と演奏は続いた。力強く盛大な演奏ときらびやかな照明。華やかさと、やんちゃさと、楽しさが、目まぐるしく、色彩豊かに生み出されていく。“NEVER EVER ENDER”では、野田がセンターステージまで歩いてきて、「会いたかったよ!」と叫んだ。そのあとのこの日最初のMCでは、会場に集まった観客たちに感謝を伝えつつ、「ツアーファイナル、本当にあっという間で。まだ3、40本くらいできるんじゃないかなって気持ちです」と、きっと「20周年」や「17本のライブ」といった数字だけでは測り切ることのできない、彼の中に流れる時間の速度と濃密さを野田は語る。こうした「ライブ」という体験もそうであるように、私たちは時間を合わせ、待ち合わせをする。それはとても尊いことだ。しかしまた同時に、人にはその人だけが感じ取り、その人だけが生きる時間がある。きっと、メジャーデビュー20周年のメモリアルイヤーを通じて野田が感じたであろう「儚さ」も、今という瞬間の「尊さ」も、この日そのすべてが演奏を通して伝わってくるようだった。
そのMC明けに披露された“ます。”で、野田はこんなふうに歌う──《今言えること それはなんだろう/生きてることと 死んでくことと/それくらいです/他にも何かないかと思いまして 歌を歌ってるわけです》。きっと、20年前も、今も、変わらない「歌を歌う理由」がここにはある。

2025年にリリースされた素晴らしい、あまりに素晴らしいニューアルバム『あにゅー』がそうであるように、立て続けに演奏される楽曲の曲調はそれぞれ違って、そこに敢えて説明や注釈を付けようという作為もなく、でもそれゆえに、「これは同じ人間たちから生まれた音楽である」という体温が、親密な距離感で伝わってくる、そんなライブだった。ここまで紹介してきたセットリストを見てもらってもわかるように、その空気感を生み出しているのは『あにゅー』に収録された新曲だけではなく、この20年を超える歴史の中でRADWIMPSが生み出してきたすべての時代の楽曲たちである。ライブの序盤で、個人的に特に心揺さぶられたのは、2013年リリースの『×と〇と罪と』に収録された“Tummy”。繊細なギターとふくよかなベース、そして確かな足取りを感じさせるドラムが織り成す、メロディアスかつゆるやかなグルーヴに乗せて歌われる、まるで父から子への時空を超えた手紙のような愛の歌。それは同時に、その身に刻まれた歴史を忘れない覚悟と、未知なる未来を受け入れる勇気を私に伝える。この20周年のメモリアルツアーで演奏されることで、より大きなメッセージを抱いたのではないだろうか。
バンドの演奏に観客の歌声も重なった美しいバラード“me me she”を披露し、このライブの数日後に『紅白歌合戦』でも披露された“賜物”の艶やかで純朴な目くるめく音楽世界を繰り広げ、さらに、曲の始まりで野田がちょっと失敗し、「ここまで完璧だったのになあ……」とぼやく、なんともチャーミングな場面もあった“棒人間”(しかし、その後の演奏は本当に素晴らしかった)を披露したあとは、メンバー全員がステージから去り、一旦の小休止。その間、ステージ上のスクリーンにはRADWIMPSのメジャーデビュー以降の20年間を振り返るドキュメントムービーが流れた。ムービーの最後には野田と武田祐介(B)の二人による直筆のメッセージが映し出される。「RADWIMPSを見つけてくれて、ありがとう」──そう、そこには綴られていた。

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ライブの後半戦は、野田と武田がセンターのせり上がりステージにセッティングし、幕を開けた。演奏されたのは“告白”。野田と武田のふたりが奏でる音に、途中からメインステージにいるサポートメンバーたちの演奏も合流する。静けさと温もりが、有明アリーナを包み込む。ふたりがメインステージに戻ると、武田によるサポートメンバー紹介が行われる。森瑞希(Dr)とエノマサフミ(Dr)という盤石のドラム隊、そして、2025年からライブだけでなくレコーディングでもギターを弾いている、白川詢(G)。ときにステージの端っこまで駆け回る白川のエネルギッシュなギターは、今のRADWIMPSに新たな輝きをもたらしている。メンバー紹介が終わると、野田が「2025年はどんな年でした? いい年でした? 全然でした?」と観客たちに語りかけ、その問いに観客たちが各々の「いろいろある人生」を重ねながら歓声で応える。野田は、ただただ「ありがとう」という感謝を伝えるために駆け抜けたという20周年、そして、バンドを始めてからの約25年を振り返りながら、「21年目からのことは何も考えていないんだけど、きっと音楽しかやることないからさ。今まで以上にわがままに、がむしゃらに音楽を作っていこうと思います」と告げた。そして「クリスマスはどうだった?」と、再び観客たちに友達のように語り掛けると、「いっぱい愛し合ってください。あなたの好きな人が、あなたのことを好きなんて、奇跡みたいなことだから。当たり前になるなよ。慣れるなよ」と力強く語った。
そんなMC時間の最後に、「見せたいものがあるんだよ」と野田が取り出したのは、見覚えのあるふわふわのロシアン帽子。なんと、それは16年前に“おしゃかしゃま”のミュージックビデオで被っていたものの現物だという。そこから始まったのは、もちろん“おしゃかしゃま”。ダイナミックなツインドラム、ドープなベース、切れ味鋭いギター、そして弾丸のように放たれる言葉──それらの火花散る絡み合いが熱狂的な空気を生む。さらに続けて“DARMA GRAND PRIX”、疾走感溢れる『あにゅー』収録の“DASAI DAZAI”と、屈強なフィジカルが生み出す演奏が、バンドと観客が混然一体となったさらなる盛り上がりを生み出していく。“三葉のテーマ”~“スパークル”~“グランドエスケープ”と、野田のピアノを軸にメドレーで披露したあとは、ロックバンドとして生きることの喜びと誇りを歌う“トアルハルノヒ”。RADWIMPSの、この20年間のすべて、この25年間のすべてが放たれていく。

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ライブも終盤になり、『あにゅー』を象徴する名曲“筆舌”が披露される。『あにゅー』はメジャーデビュー20周年に相応しい見事なアルバムだったが、この作品は、この20年間のRADWIMPSというバンドの勝利を高らかに掲げるだけのアルバムではなかった。このアルバムには、「生きることは失うことでもある」という確かな、真実の実感が深く刻まれていた。その身にこびりつく喪失の影に目を背けることなく向き合った“筆舌”は、そのことを証明している。しかし、だからと言って『あにゅー』は悲しみに暮れるためだけのアルバムではない。生きることは失うことの連続である。そんな現実を身をもって知っていく人生で、だから、「今」という瞬間は輝く。「今」という瞬間に、私たちは輝く。《「ずっと」とか「絶対」とか「一生」とかないのはもうわかったから/せめてもう少しだけこのままで ねぇこのままでいさせて》──そう歌う野田の声が、この日のライブが終わってしばらく経って、この原稿を書いている今も私の耳から離れない。彼らが伝えてくれた、傷だらけの人生への、哀れみではなく、愛おしさが、この胸から消えない。
“筆舌”の演奏を終えたあと、野田はこんなふうに語った。「名前を呼んでくれるあなたがいることが、全部嘘みたいで。ある日突然『全部嘘でした。あなたにはそんな価値はないですよ』と言われても『そりゃそうだよな』と思えるくらい、絵空事なんだよ。あなたが俺のことを知ってくれている、あなたがRADWIMPSを知ってくれている、この奇跡は一生馴染めない。でも、あなたが目の前にいるから……ありがとう。『ありがとう』を返したい」。そして、「人生って、今日のライブくらい、あっという間に時が過ぎるなら、俺は無駄なことなんか1秒もしたくない。俺に与えられた役割って、きっとそんなに多くないから。死に物狂いで音楽を絞り出すから、よかったらまた聴いてください」と告げると、本編ラストの“有心論”を披露した。

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アンコールの1曲目は“正解”。再び、野田と武田がセンターステージに登場し、観客たちと一緒に歌う。歌い終えたあとは、野田と武田も観客たちに拍手を送っていた。そして続いて「今日だけのスペシャルゲストを呼んでいいですか」と野田が告げると、2015年以来、無期限休養中のメンバー山口智史(Dr)が呼び込まれる。大きな歓声と拍手に包まれる会場。そして、山口が現在研究している「VXD」という声でバスドラムを演奏する装置を使い、サポートメンバーたちも含めた総勢6人で、メジャーデビュー曲“25コ目の染色体”が披露された。演奏後、山口は「洋次郎と武田、そしてサポートしてくれているみんなが止まらず走り続けてくれたから、今日という日があること。そのことに心から感謝しています。そして何よりも、RADWIMPSと出会ってくれた、あなた、あなた、あなた。あなたのおかげでRADWIMPSは今日まであり続けてきたと心から思う。みんな、RADWIMPSと出会ってくれてありがとう」と、感謝を伝えた。記念撮影をしたあと、山口は「RADWIMPSは俺の人生史上、最高で最強のロックバンドです」と告げ、盛大な拍手に包まれながらステージを後にした。山口が去ったあと、野田は「今聴いても智史のフレーズはとんでもない。それはミッキーやエノくんが今、智史のフレーズを叩くから色褪せることはなくて。彼だけの言葉で奏でる、智史は本当に唯一無二のドラマーだなって思う。今日、改めて一緒に演奏できて本当に嬉しかった」と告げた。
その後、“いいんですか?”“会心の一撃”と披露し、ライブは幕を下ろした。最後の最後を飾った“会心の一撃”を演奏する前、野田は言った──「20年前から知ってくれている人も、昨日知ってくれた人も、RADWIMPSに会ってくれてありがとう。今日まで生き延びた、あなたは最高です」。「生きていく」よりも、「生き延びる」なんて表現が似合うような日々だったとしても。こんな奇跡みたいな夜があるのだから、人生は捨てたものではない。この夜、私は心からそう思った。(天野史彬)

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「RADWIMPS 20th ANNIVERSARY LIVE TOUR」
2025.12.27 東京・有明アリーナ

●セットリスト
01. ふたりごと
02. まーふぁか
03. NEVER EVER ENDER
04. ます。
05. ワールドエンドガールフレンド
06. Tummy
07. me me she
08. 賜物
09. 棒人間
10. 告白
11. おしゃかしゃま
12. DARMA GRAND PRIX
13. DASAI DAZAI
14. 三葉のテーマ~スパークル~グランドエスケープ
15. トアルハルノヒ
16. 筆舌
17. 有心論

Encore
18. 正解
19. 25コ目の染色体
20. いいんですか?
21. 会心の一撃

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