カップリングの“feel the night”ではLUCKY TAPESのKai Takahashiをフィーチャリングし、ブラックミュージックの香りを取り入れたチルアウト感が心地いいポップソングを制作。“unreachable”ではライブのサポートメンバーも多く参加したことで、今の彼女のライブの鮮やかなバンド感が表現されている。どの楽曲も方向性は異なりながらも、彼女の逞しさや凛々しさが曲の根幹であるのが共通項だ。“棘”でここまで自分自身をさらけ出すことに踏み切れたのも、カップリング曲で新しいチャレンジに挑戦できたのも、ソロアーティストとして本格的なスタートを切ってから得た充実感が大きいからだと推測する。春に行った全国ライブハウスツアー「I'm ready」でも、エッジーかつ度量も感じさせる硬派なステージを繰り広げていたが、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019ではその精度がさらにパワーアップ。この夏、ステージの上で生き様を刻み付けるように演奏と歌に没頭する姿には、彼女のルーツであるロックやパンクのスピリットが高揚とともに溢れだしており、それを強く物語っていた。隠していたわけではないが人目につきにくかった彼女の本性、そしてソングライター/アーティストとしての可能性――それらを『棘』から感じてほしい。(沖さやこ)
山本彩の中に秘められていた魂の表現が世の中を刺す理由
2019.09.05 13:00
カップリングの“feel the night”ではLUCKY TAPESのKai Takahashiをフィーチャリングし、ブラックミュージックの香りを取り入れたチルアウト感が心地いいポップソングを制作。“unreachable”ではライブのサポートメンバーも多く参加したことで、今の彼女のライブの鮮やかなバンド感が表現されている。どの楽曲も方向性は異なりながらも、彼女の逞しさや凛々しさが曲の根幹であるのが共通項だ。“棘”でここまで自分自身をさらけ出すことに踏み切れたのも、カップリング曲で新しいチャレンジに挑戦できたのも、ソロアーティストとして本格的なスタートを切ってから得た充実感が大きいからだと推測する。春に行った全国ライブハウスツアー「I'm ready」でも、エッジーかつ度量も感じさせる硬派なステージを繰り広げていたが、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019ではその精度がさらにパワーアップ。この夏、ステージの上で生き様を刻み付けるように演奏と歌に没頭する姿には、彼女のルーツであるロックやパンクのスピリットが高揚とともに溢れだしており、それを強く物語っていた。隠していたわけではないが人目につきにくかった彼女の本性、そしてソングライター/アーティストとしての可能性――それらを『棘』から感じてほしい。(沖さやこ)