デヴィッド・ボウイの、1968年から1969年に焦点を当てたCDボックス・セット『カンヴァセーション・ピース』のリリースが決定した。
これは今年発売50周年を迎える『スペイス・オディティ』を記念した、5枚組からなるCDボックス・セット。
12曲の未発表音源を含む彼の自宅で録音されたホーム・デモ音源、BBCラジオ・セッション音源、ジョン・ハッチ・ハッチンソンとのスタジオ・レコーディング音源、ボウイとハッチ、ヘルミオーネからなるトリオ、THE FEATHERSの音源といった非常に貴重な音源に加え、トニー・ヴィスコンティによる『スペイス・オディティ』の2019年最新ミックス音源が収録されている。
また、貴重なメモラビリアや写真などが掲載された120ページにも及ぶハード・カバー・ブックも同梱される。
2019年最新ミックス・バージョンの『スペイス・オディティ』は、収録時間の関係でアルバムには入らなかった”カンヴァセーション・ピース”という楽曲も収録された、全10曲のアルバムとなっている。
なお同曲はストリーミング限定でデジタル配信がスタートしている。
『スペイス・オディティ(2019ミックス)』に関して、トニー・ヴィスコンティは以下のようにコメントしている。
このアルバムをもう一度時間をかけてミックスする、という作業は、音に隠されたミュージシャンシップという名の宝物を見つけ出すようで、とても楽しいものだった。
ここにはギターのフレーズが、そこにはトロンボーンの音色が、グループ・コーラスにはマーク・ボランの歌声も聴こえている、みたいな感じにね。
当時は約1週間しかミックスにかけられる時間がなかったから、何十年も前の時に見逃してしまっていた様々なディテールが、今回のミックスではより明確に聴こえるようになっている。
その後世界中に旋風を巻き起こす、当時22歳だったデヴィッド・ボウイの姿を、より詳細に表現することができたんだ
また『スペイス・オディティ(2019ミックス)』は、単体作品としてCD、アナログ盤、ハイレゾを含むデジタル配信の同時リリースも決定している。
●リリース情報
デヴィッド・ボウイ『カンヴァセーション・ピース』
輸入盤2019年11月15日(金)発売、国内盤は11月下旬発売予定