8月30日にニュー・アルバム『フィア・イノキュラム』をリリースしたトゥールが、テイラー・スウィフトの『ラヴァー』を抜き全米アルバム・チャート「Billboard 200」にて1位を獲得した。
すでに先週から同アルバムがテイラーを抜きチャート1位に輝くのではないかと予想されていたが、実際リリースから1週間で27万枚相当を売り上げ、そのうち25万枚弱がフィジカルでのセールス、またはダウンロードによるものだったという。
なお、この売り上げによる数字は、昨今アメリカ市場においてアルバム・チャート初週1位獲得の策として主流となっていたコンサート・チケットやグッズとの併せ売りなどではなく。アルバムのみのセールスであったとのこと。
トゥールはこれで、前々作『ラテラルス』(2001)、前作『10,000デイズ』(2006)に続き、3作連続での全米アルバム・チャート1位という快挙を成し遂げたことになる。
なお、バンドよりフロントマンのメイナード・ジェイムス・キーナンは、新作の発表に13年も掛かった理由について以下のように語っていたという。
ちゃんとした物を作りたかったし、バンドは過去に成功を収めていたから、ニュー・アルバムが出来得る限りで最高の作品じゃないかもしれないという恐怖ーーそして受け入れられないんじゃないかという恐れが出てきて、それがとても大きな障害となってしまったんだ。
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