トゥールのメイナード、新ALのリリースに13年も費やした理由を語る。「最高の作品じゃなかったらどうしようとパラノイアになってた」

トゥールのメイナード、新ALのリリースに13年も費やした理由を語る。「最高の作品じゃなかったらどうしようとパラノイアになってた」

8月30日にニュー・アルバム『フィア・イノキュラム』をリリースしたトゥールだが、フロントマンのメイナード・ジェイムス・キーナンが新作の発表に13年も掛かった理由を語っていることがわかった。

Kerrang!」によると、メイナードは2006年に発表された前作『10,000デイズ』から今作までに13年も費やした理由について、以下のように語っていたという。

ちゃんとした物を作りたかったし、バンドは過去に成功を収めていたから、ニュー・アルバムが出来得る限りで最高の作品じゃないかもしれないという恐怖ーーそして受け入れられないんじゃないかという恐れが出てきて、それがとても大きな障害となってしまったんだ。

もし、自分の心理を分析しなくちゃいけないとしたら……おそらく俺は「ああ、そうだよ。最高の作品じゃなかったらどうしようとパラノイアになってたから、それが曲を書くのに13年も掛かった理由だ」って答えるだろうな。そして、十分良いと言える段階でも、そう言うべきじゃないと、一歩進む度にああだこうだと考えるんだ。8年前は素晴らしい出来だったのにね。


さらに、メイナードは周囲がニュー・アルバムをどう思うか心配していたら13年も経っていたとも明かしている。

だけど、その後にゴチャゴチャと考える自分が邪魔をし始めてさ、その心理のスパイラルに巻き込まれてメチャクチャ怖くなるんだ。そして、実際にアルバムを出せるとも感じられなくなってしまうんだよ。

突然目を覚ましたら13年後だ。難しいのは、自分が思ってるほど自分は重要じゃないという事実を受け入れることで、多分、ただ続けていけばいいんだってね。


なお、トゥールは同アルバムを引っさげた北米ツアーを、現地時間10月13日よりカリフォルニア州サクラメントからスタートする予定だ。

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