ルー・リード、アンディ・ウォーホルの著書を参照した未発表曲が発見される。著作権の問題でリリースは困難?

ルー・リード、アンディ・ウォーホルの著書を参照した未発表曲が発見される。著作権の問題でリリースは困難?

ルー・リードアンディ・ウォーホルの著書を参照して録音した未発表音源12曲が発見されたそうだ。

「The New York Times」のニュースを報じた「Ultimate Classic Rock」によると、これらの未発表曲は、アンディ・ウォーホル美術館のアーカイブに保管されていた1975年のカセットテープの中から発見されたとのことだ。

カセットテープのA面には、1975年に行われたルーのライブ音源が収録されており、B面には「The Philosophy Songs (From A to B and Back)」と記され、未発表の楽曲が12曲も収められていたという。

これらの未発表曲は、ルーがウォーホルの著書『The Philosophy of Andy Warhol (From A to B and Back Again)』(邦題:ぼくの哲学)を参照して書かれたものだそうだ。

そのうちの1曲は“So What?”というフレーズのバリエーションを模索し、他2曲はドラァグクイーンについて書かれ、さらに1曲は名声とセックス、そしてアートをトピックとして扱っているとのこと。

テープを発見した米コーネル大学のJudith Peraino教授は、「彼(ルー)は自分のアパートで、(未発表曲を)ボーカルとアコースティック・ギターのみで裸のマイクを使って録音したようです」とコメントしている。

現時点で未発表曲は専門の研究者のみがアクセス可能だそうで、ウォーホルの遺産管理団体とレコード・レーベル間で浮上するであろう著作権問題などを考慮すると、今後公式リリースは難しいのではないかとも報じられている。

なお、絶版となっていたルー・リードの詞集『I'll Be Your Mirror: Collected Lyrics』がリイシューされ、出版社「Faber & Faber」より現地時間11月7日にリリースされる予定だ
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