クイーン来日記念! 半世紀に及ぶ伝説はまだまだ続く――超貴重インタビュー+華麗なるライブ・ヒストリーで来日公演に備える、全42P総力特集

クイーン来日記念! 半世紀に及ぶ伝説はまだまだ続く――超貴重インタビュー+華麗なるライブ・ヒストリーで来日公演に備える、全42P総力特集

(“We Will Rock You”は)歌が少し、ギターも少し、それだけ。素晴らしいのは、サッカーの試合なんかで人々があれをやってること。ある意味で民謡のようなものになったことは非常に嬉しいね(ブライアン・メイ


クイーンアダム・ランバートがやって来る。

来日は3回目、2016年以来となるが、今回はいろいろな意味で過去2回とはまったく状況が違う。あの映画『ボヘミアン・ラプソディ』によってクイーン・ブームが再燃したからとか、そんな単純なものではない。映画という「物語の装置」がトリガーになって、クイーンというバンドの底知れぬ物語性が一気に解き放たれ、世界中がクイーン伝説に感染したのである。さらに人々は新たな物語に飢え、自叙伝やミュージカルや演劇やイベントに殺到している。

肝心なのは、あの映画以前のクイーンは「雲上人」であって常人には手の届かない場所にいたわけだが、映画に刺激されたすべての人々が自分と等身大の物語を発見することができ、共感の深さと強さがケタ違いになったことだ。

「スターになる気はない。僕は伝説になるのさ」

フレディ・マーキュリーは、まだクイーンがブレイクする前から不敵に言い放っていた。その予言は、戦慄さえ覚えるほど現実になった。そもそもクイーンというアーティストの破格さは、アルバム制作でとてつもない世界的アンセムを量産し(4人全員が世界主要チャートでNo.1を奪取した楽曲を作っている)、それをライブの場で圧巻のスキルと演出力を駆使してパフォーマンスすることで、シンガロングの歓喜の中に無数の「クイーン依存症患者」を産み出してしまうところにある。1985年の『ライヴ・エイド』はその典型で、衛星生中継によってわずか21分のうちに20億人が感染したのだ。

2000年代にはクイーン+ポール・ロジャースとして果敢なトライアルをした後、独自の強烈なキャラクターを持ったアダム・ランバートを起用してエンターテインメントとしても究極レベルに達した。彼らが「クイーン」を名乗ってから、今年でちょうど50年。半世紀に及ぶ伝説はいまなお凄まじくアクティブであり、巨大な感動のグルーヴを産み出し続ける。

今回の総力特集では、ブライアンとロジャーそれぞれの稀少インタビューからクイーン伝説の原点となったエピソードを読み解くとともに、物語の増幅装置であるライブ・パフォーマンスのヒストリーにフォーカスした。

2020年代初頭の祝祭にふさわしい来日公演への備えとして、また新たなクイーン永久保存版ガイドブックとして、ご堪能いただきたい。 (茂木信介)


また、クイーン総力特集には、以下のコンテンツが掲載されている。

★ブライアン・メイがクイーン黄金時代の真実を語り尽くした決定的ロング・インタビュー
★ロジャー・テイラーがとっておき逸話を奔放にぶちまけた超貴重インタビュー
★クイーン 華麗なるライブ・ヒストリー 1970’s/1980’s/2000’s/2010’s




クイーンの巻頭特集は現在発売中の『ロッキング・オン』2月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。


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