デヴィッド・ボウイ急逝から4年――絶えず変化しイノベーションし続けた黄金期の秘話を、2000年代の成熟した視点で語り尽くした貴重インタビュー!

デヴィッド・ボウイ急逝から4年――絶えず変化しイノベーションし続けた黄金期の秘話を、2000年代の成熟した視点で語り尽くした貴重インタビュー! - 『rockin'on』2020年2月号より『rockin'on』2020年2月号より

僕にとってはあのジギーの扮装を、ステージでもオフでもしてる方が気が楽だったんだ。他愛なくみんなを騙してさ。誰がデヴィッド・ボウイで誰がジギー・スターダストなんだ?って


デヴィッド・ボウイ2002年のインタビューである。『ヒーザン』リリース時の記事だが、ここでボウイはその長いキャリアの初期から『ロウ』に至る歩みを、飾らぬ率直な口調で語り尽くしている。ロックを選んだ理由、ジギー・スターダストなど様々なキャラクターを作り出し仮面をかぶった理由、ライバルであり友人だったマーク・ボランとの関係、ゲイ宣言の真意、ドラッグ依存、『ヤング・アメリカンズ』の先駆性、『ステイション・トゥ・ステイション』や『地球に落ちて来た男』の制作秘話、そして『ロウ』の革新的サウンドに至る過程などを、ざっくばらんに話している。

当時のボウイには私も取材したが、あまりにも大き過ぎる過去の自分と戦っているかのような印象があった90年代に比べ、リラックスした自然体で、自分の過去にもフラットに向き合っているように見えた。このインタビューでも、自分は努力して良い曲を書けるようになっただけで、生まれ持った才能なんて何もなかった、という発言をしているが、そんな謙虚さや冷静さは彼の元々の性格であると同時に、彼の成長や成熟を示していたのだろう。(小野島大)



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デヴィッド・ボウイ急逝から4年――絶えず変化しイノベーションし続けた黄金期の秘話を、2000年代の成熟した視点で語り尽くした貴重インタビュー! - 『rockin'on』2020年2月号『rockin'on』2020年2月号
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