デビッド・ボウイの最後のメッセージ「私は全てを与えることはできない」

デビッド・ボウイの最後のメッセージ「私は全てを与えることはできない」
トニー・ヴィスコンティが言っているように「ブラックスター」はボウイが僕たちに残してくれた贈り物だ。
正直、このアルバムがあることによって僕は、とても救われた。彼が亡くなった後、このアルバムばかり聞いている。
陳腐な表現かもしれないけれど、このアルバムの音と向き合っているとボウイの今のリアルが感じられ、彼と会話しているような気持ちになれるのだ。
それは彼の意図したことでもあると思う。
そのアルバムのラスト・メッセージは「僕は全てを与えることはできない」というものだ。どこまでもボウイは優しい。
贈り物を残してくれただけでなく、その贈り物への過剰なセンチメンタリズムや、依存を諫めてくれてもいる。
今夜の番組で、このアルバムをしっかり紹介出来て良かった。
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