1月8日に72回目の誕生日を迎えた故デヴィッド・ボウイが、自身の代表的なペルソナであるジギー・スターダストとしてテレビに初出演した時の映像が発見され、英BBCで放送される可能性があることがわかった。

「BBC」によると、1972年に英テレビ局のITVによる番組「Lift Off With Ayshea」に出演し、初めてジギー・スターダストとして演奏したボウイの姿を収めた映像が、同局の映像管理者によって発見されたそうだ。

同映像は、ITVの子会社、Grenada TVによってデジタル化された際に、番組のテープが誤って全て消去されてしまったため、これまで永遠に葬られてしまったものと思われていたという。

今回、1人のファンによって同映像が録画されていたことが明らかとなったが、そのテープは劣化しており、現在は映像修復の為の「焼き付け」作業が行われているとのこと。もし修復が間に合えば、来月BBC 2で放送予定のボウイのドキュメンタリー番組『David Bowie: Finding Fame』に組み込まれるかもしれないという。

『David Bowie: Finding Fame』は3部作となるドキュメンタリー番組の最終章となり、90分の番組では未発表の音源や、1965年にボウイが在籍したバンド、The Lower ThirdがBBCのオーディションを受けた際の映像なども盛り込まれているとのことだ。

これまでジギー・スターダストのパフォーマンス映像で最古とされていたのは、1972年にボウイが“Starman”を演奏した、英音楽番組『Top of the Pops』での収録だった。