sumikaのEPは4曲で自分たちのすべてを物語る。――新作『Harmonize e.p』はその最新型!!

  • sumikaのEPは4曲で自分たちのすべてを物語る。――新作『Harmonize e.p』はその最新型!! - 『Harmonize e.p』3月4日発売

    『Harmonize e.p』3月4日発売

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sumikaが3月4日(水)にリリースする新作『Harmonize e.p』。昨年は2ndフルアルバム『Chime』を携えて自身最大規模のツアーをまわったり、映画やドラマの主題歌タイアップが続いたりと、とにかく大きい話題が尽きなかった。そんなバンドの絶好調ぶりが鮮やかに反映された今作には、今のsumikaをギュッと濃縮した全4曲が収められている。


軽快なリズムと跳ねるピアノの音に心が躍る“センス・オブ・ワンダー”、ライブでの盛り上がり必至のロックナンバー“ライラ”、艶っぽい世界観の歌詞を乗せた“No.5”、まるで映画のようなストーリーを美しいストリングスが彩る“エンドロール”……。『Harmonize e.p』に収録されている楽曲群はそれぞれ全く違うタイプにも関わらず、どこを切り取っても「sumikaらしさ」に溢れている。しかも全曲がリード級の強い存在感を放っていて、ストレートに言うと名曲しか入っていない。実はこういった特徴は、過去に発表された2枚のEP『SALLY e.p』(2016年)、『Fiction e.p』(2018年)にも共通していることだ。つまりsumikaにとって4曲入りEPは「これを聴けばsumikaがわかる」というくらい、バンドのいろんな魅力を詰め込んだ濃度の高い作品集なのである。

もちろんEPには今まで積み上げてきたものだけではなく、次の作品に繋がっていくような「新しさ」もしっかり含まれている。例えば『SALLY e.p』に収録された“MAGIC”は、ホーンセクションを入れてビッグバンド的なアプローチに初挑戦した曲。これによってsumikaの楽曲のバリエーションはさらに広がったと言える。また『Fiction e.p』に収められている“いいのに”は、カラオケで歌われることを想定して書かれたという点に今までにない新鮮さがあった。そして今作『Harmonize e.p』ではラストを飾る“エンドロール”が、sumikaにとって新機軸のラブソングとなっている。一部分だけだと別れの曲にも聴こえるのに、最後まで聴き終えるとただただ幸せな余韻だけが残る。そんなストーリーが展開していく映像的な歌詞は、数々のタイアップを受けてきた今だからこそ生まれたものだろう。

そんなふうに次々と新しさを足していっても、少しも薄まらない「sumikaらしさ」。その正体は、聴く人にとって「住処」のような場所で在り続けるというバンドのスタンスである。メンバー4人と彼らの音楽を支えるスタッフチームが結束して作り上げてきたアットホーム感、そこが揺らがない限りsumikaはどこまでもジャンルの枠を飛び越えていける。まさに『Harmonize e.p』に込められた「何をするかよりも誰とするか」というマインドが重要なのだ。sumikaの幅広い音楽性が強調される3作のEPからは、そんなバンドにとって一番大切な「柱」の部分にも気付かされる。(渡邉満理奈)
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