ザ・シャーラタンズのティム・バージェスが、UKロックの名盤を制作した本人達と聴くリスニング・イベントをSNSで開催。同イベントにてオアシスの1stアルバム『ディフィニトリー・メイビー』にまつわる貴重なエピソードが明かされた。
同イベントの最終日に登場した元オアシスのポール・”ボーンヘッド”・アーサーズは、当時フォトグラファー、デザイナーとして仕事を共にしたブライアン・キャノンと参加し、1stアルバムについて語ったそうだ。
はじめに、ボーンヘッドは「俺と何人かのメンバー、フォトグラファーが俺の家でアルバム・カバーの撮影準備をしてる未公開画像だ」とコメントを添えた貴重な写真を投稿。
また、ノエル・ギャラガーによる‟Live Forever”のギター・ソロについては、「最高のソロだ。28テイクもかかった。そうじゃないとヤツに言わせるなよ」とツイートしていた。
さらに、‟Rock N' Roll Star”については、「なんて素晴らしいアルバムのオープニングだろう。紹介する必要もないね。26年経った今でもリアムとステージに上がれば、ファンが飛び跳ねてくれる。俺が自分のギターサウンドについて考えるとき、いつも当てにするのはこの楽曲なんだ」と投稿している。
そして、フォトグラファーのブライアンはアルバム・ジャケットについて、以下のようなエピソードを綴っている。
「『ディフィニトリー・メイビー』の表紙カバーは、ザ・ビートルズの(コンピレーション・)アルバム『オールディーズ』の裏ジャケットからインスピレーションを得て、日常の自然な姿を撮った感じが好きなんだ」
さらにブライアンは、当時のバンド・ロゴについてもコメント。次のように語っている。
「俺がバンドのためにした最初の仕事はロゴだったんだ。ザ・ローリング・ストーンズのアルバムにあるデッカ・レコードのロゴに影響を受けたんだが、これが変更前の試作段階となるデザインで、Adidasのロゴに似たフォントを使った」
なお、UKロックの名盤を制作した本人達と聴くイベントには、主催者であるティムのほかにフランツ・フェルディナンドとブラーのデイヴ・ロウントゥリー、ライドのアンディ・ベルとローレンス・コルバートも参加していた。