フィオナ・アップルが、新作『Fetch the Bolt Cutters』に収録された“Heavy Balloon”と“Shameika”が映画やテレビで使用された際、その2年分の著作権料を複数の慈善団体に寄付すると発表した。
「SPIN」によると、映画やドラマで使用された2年分の“Heavy Balloon”の著作権料は、人種の平等を提唱するチャリティ団体「Seeding Sovereignty」に寄付されるという。
一方“Shameika”の著作権料は、子どもの大学進学を支援する団体「Harlem Children's Zone」に献金され、この2曲が2年間にわたり映画やドラマにて使用されなかった場合でも、フィオナは各団体に5万ドル(約540万)ずつ寄付することを約束している。
フィオナが著作権料を寄付するのは今回が初めてではなく、1996年にリリースされた『タイダル』の収録曲“Criminal”が、2019~2020年にかけて映画やテレビで使用された場合、その著作権料を難民を支援するチャリティ団体「While They Wait」に献金すると発表していた。
なお、『Fetch the Bolt Cutters』は4月17日にリリースされ、フー・ファイターズのデイヴ・グロールが、新型コロナウイルスの感染拡大により実施されたロックダウンを乗り切るために聴いていた、お気に入りのアルバムとして名前を挙げていた。